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＠青山一丁目 ゲーテ・インスティトゥート東京（2024/03/02-03 2ステージ）
全自由3500円
構成・演出・出演：ナスタラン・ラザヴィ・ホラサーニ（イラン／オランダ）
音楽：ジミ・ズット、ナスタラン・ラザヴィ・ホラサーニ
ドラマトゥルギー：トビアス・コケルマンス
舞台美術・映像：ペーター・ファン・ティル（BrotherTill）
指導：スザン・ボーハールト
衣装コンサルタント：レベッカ・ヴェルマン
技術：アンドレ・ゴース（Denzo Theater Techniek）、アンディ・トウィルト
制作：エリス・デ・フォーイ、ナディーン・ダイクストラ
マネジメント：シェリル・ムーネン、ウィルマ・クイト
マーケティング：ディケ・ファン・デル・スペック、レオニ・ポート
写真：モスタファ・ヘラヴィ
グラフィックデザイン・画像編集：マールチェ・デ・グルート
舞台写真：ジュリアン・マイワルド 字幕翻訳：辻 愛麻 字幕翻訳：テリー・エズラ
会場協力：ゲーテ・インスティトゥート東京 助成：オランダ王国大使館
2024/03/03(日)晴 2:30-3:38PM(67)最前方 客席ほぼ満員(80人)
客層：20-30才代中に3世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。ロビー待機、整列等なし。高低差をつけて椅子6列
空席誘導随時。ホラサーニさんは板付きで出迎えの体。当日パンフ A4両面。
物販なし。カーテンコール3回。
オランダ・ロッテルダム拠点のアーティスト、初来日公演。
舞台。透明壁の2面移動ステージ×2。言葉や歌詞をプロジェクタで投影も透明で
見えず、なるも仕掛けあり。
構成。移住元の祖国イランの子供達と秘密通話。ペルシア語での問いかけ、彼らは
学校生活や日常、家族のことをくったくなく答え。しばし現れる言葉は独裁政権下
で恒常化した検閲、自由の剥奪のこと。ホラサーニはまず氏名をふせる配慮、しかし
それ以上に気遣ってくれたのは子供達で。
趣向。投影字幕を炙り出すのは、検閲の墨入れならぬ透明幕への白ペンキというのが
面白い。秘密通話の合間に歌（歌詞が踊る）、パフォーマンス（半袖ら女性の肌の
露出はNG、検閲でピンクペンキで長袖にしてたを実演する、さらに顔とお腹も）
ホラサーニの子供達への対し方、子供達の率直な応答、対等で未来に拓けていて、
さらにユーモアを欠かさないのが素晴らしい。なんて酷い世界、なんて気持ちいい
人達なんだろうと、感慨ひとしおねこ。聡明な子供あり、自己紹介を請われて、
誰であるより、どんな考えをもっているかが大事、子供が誰かなんて重大じゃない、
そういう私は大物に成る気がする（色々な意味で大物素養あり）。笑ったし、
教えられたねこ。
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