＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター（2024/10/16-11/04 19ステージ）
全指定 一般 S席 9500円 A席 8500円 B席 5000円
高校生以下 S席 4750円 A席 4250円 B席 2500円
友の会会員 S席 9000円 A席 8000円 B席 4500円
世田谷パブリックシアターオンラインチケット会員 S席 9500円 A席 8500円 B席 5000円
U24会員 S席 4750円 A席 4250円 B席 2500円
せたがやアーツカード会員 S席 9300円 A席 8300円 B席 4800円
＠兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 11/9-10
作：ベルトルト･ブレヒト（1943年）音楽：パウル・デッサウ 翻訳：酒寄進一
上演台本・演出：白井晃 訳詞・音楽監督：国広和毅 美術：松井るみ
照明：齋藤茂男 音響：井上正弘 衣装：伊藤佐智子 ヘアメイク：川端富生
振付・ステージング：山田うん 演出助手：豊田めぐみ 舞台監督：田中直明
世田谷パブリックシアター芸術監督：白井晃
宣伝美術：秋澤一彰 宣伝写真：山崎伸康 宣伝衣装：伊藤佐智子
宣伝ヘアメイク：川端富生 主催：公益財団法人せたがや文化財団
企画制作：世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
出演：
葵わかな：シェン・テ（心優しき娼婦）、シュイ・タ（その冷酷な架空の従兄）
ラサール石井：三柱の神々 神一、シュー・フー（理髪店）
小宮孝泰：三柱の神々 神二、リン・トー（建具職人）、工員（タバコ工場）
松澤一之：三柱の神々 神三、絨毯商、工員（タバコ工場）
木村達成：ヤン・スン（失職中の飛行士）
七瀬なつみ：ヤン夫人（ヤン・スンの母親）、年上の娼婦
渡部豪太：ワン（神様と交信する水売り）
栗田桃子：ミー・チュウ（大家）、工員（タバコ工場）
あめくみちこ：シン（タバコ屋の元オーナーである未亡人）、工員（タバコ工場）
粟野史浩：八人家族 夫、僧侶、監督（タバコ工場）
枝元萌 ：八人家族 妻、絨毯商の妻、工員（タバコ工場）
斉藤悠 ：八人家族 弟、工員（タバコ工場）
大場みなみ：八人家族 弟の妻、工員（タバコ工場）
小日向春平：八人家族 甥、給仕、工員（タバコ工場）
佐々木春香：八人家族 姪、工員（タバコ工場）
小林勝也 ：八人家族 祖父、老紳士、工員（タバコ工場）
小柳友 ：警官、背の高い男、工員（タバコ工場）
演奏：磯部舞子(Vn. 東京公演) 島津由美(Vc.) 熊谷太輔(Perc.)／
加藤優美(Vn. 兵庫公演)
スウィング：渡邊りょう 伊藤麗
2024/11/03(日祝）晴 1:03-3:45PM(71/休20/67)1F最前下手 客席7割？（350人？）
客層:2世代 女性7割。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。最前E(F)列の張り出し舞台。低めの設定で客席へ
開いてる印象、天井の「青空」もON。1Fはほぼ満員、2F,3Fは空席めだち。
当日パンフなし。ロビーでブレヒト劇のポスター展。物販。パンフ A4 1500円ほか。
カーテンコール2回。
舞台。三方、グレイキューブに大きな丸窓なカプセル住居（銀座・中銀カプセル
タワービルみたいの）が2〜3段。梯子かけられ。ミュージシャン3人がそれぞれ常駐。
天井に3×3の白いシーリングファン、一斉に昇降すると壮観。白井さんらしく蛍光灯
照明使いで冴え冴えとした空間をつくり
お話。善良な人間を探すため、セツアンの街に現れた三人の神。彼らに部屋を世話
したのは、貧しい娼婦シェン・テ。善人である報いとして神から与えられた金を
元手に商売を始めるが、知人！？たちがそこに居座るという災難が。思案の末、
シェン・テは架空の従兄シュイ・タに変装し、邪魔者を一掃する。しかし、大きな
落とし穴が待っていて。
二役演じる葵わかなさんが物語そのもの。健気懸命、揺れ動く心情がストレートに
胸を打ち。歌唱は艶めきや声量で酔わせるタイプじゃないけど、応援小旗を振りたく
なったねこ。ステージングはライブ感溢れ、音楽（音響）が終止演奏されて、場と
主人公らに寄り添い、あるいは追い詰める。切迫した演技が続き、キャラの個性、
性行をリアルにして、渇きと嘆きの世界によく応じ。片付けられることがない床の
空ベットベトルはノイズを発して荒涼感増し。いずれも嘘がなくて好感、見てる側の
心も渇くけど。克也さんのぼっさりぶりがオアシス。皮肉も散りばめ、クライマックス
の神様３人はムード歌謡グループコス（星屑の…）、ムーディで煙に巻くのかよと
苦笑い。そこからの幕切れの伝えでは、客席に開いた舞台が効いてて○。
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