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＠中野 ザ・ポケット(2004/6/ ステージ)
http://www005.upp.so-net.ne.jp/thepocket/
全指定 前売り当日3800円
作：吉村ゆう、赤堀雅秋[THE
SHAMPOO HAT]、岡部尚子[ランニングシアターダッシュ]
演出：西田シャトナー 音楽：岡本雅彦[アンジー] プロデューサー：首藤健祐
照明：黒尾芳昭 音響：田上篤志[atSound] 舞台監督：村岡晋 制作：渡辺裕子
出演：
久保田浩[遊気舎]
岡田達也[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐
１「一番の誕生日！」 作：岡部尚子
久保田浩 ：阿部（妊婦の元同級生 「おそらく」父親）
岡田達也 ：カメ（同上 出産立ち会い経験あり）
首藤健祐 ：慎吾（同上 気持だけ父親）
２「黄色い僕」 作：赤堀雅秋
久保田浩 ：田辺（その家の主）
岡田達也 ：安部（訳も分からず、誘拐されてきた男）
首藤健祐 ：小島（田辺の隣人 誘拐首謀者 田辺のためなら何でもする(自称)男）
３「その扉を開けないで Don't open the door」 作：吉村ゆう
久保田浩 ：タカシ（家を追い出されたホモセクシャルの男）
岡田達也 ：コウジ（上京してきたサダオの実弟）
首藤健祐 ：サダオ（タカシの恋人 同棲は家族には秘密））
2004/6/6(日)雨 12:02-2:27PM(2'21) 後方より 客席満員（180人)
客層：ほぼ全員20(〜30?)才代女性。首藤さんの家族(母、祖母）も観劇。
客入れ：当日券、本席10ほど、続き番号あり。全指定、椅子席。前方4列が平床、
以降雛壇。バルコニー席など補助椅子なし。開演前と定時頃から首藤さんがお客を
煽り立てて、盛り上げ。前方中心に乗りがいい、気のよいお姉さん達。カーテンコール
3回4分。結構粘る客席に、なんもでないと首藤さん。
折り込みパンフ。A4 1枚。データ掲載 物販。CD 1500円。ポストカード80円。
これっきりハイテンションシアター（現ファントマ）の看板役者だった、首藤健祐プ
ロデュースユニット。お友達役者、スタッフとの第二弾。
舞台。素舞台にベンチ、テーブルの最小限。役者自らが持ち込みセッティング。
久保田先輩がまな板に小道具をおいて持ち込み、ほれほれと衣装替えを促し。
構成、お話。扉に想を得て、カムアウトものとか膨らませての３話オムニバス。
つなぎでリーディング。高校時代の転機話を岡田さん、扉を開けろ！と励ましメッセ
ージを久保田先輩。口火を切りで、一番テンション高い首藤さんは…、忘れたねこ。
１話 一番の誕生日！
最初の誕生日は出産の日。分娩室の前に三人のサングラス男。父親です、父親じゃない
けどなりたい、それは勘弁の三体三様。なんにせよ、ただ待つだけ。久々の再会の内
に近況、思い出、出産絡みの謎などよもやま、オチがつくまでの侃々諤々。
２話 黄色い僕
手足をガムテープで留められた男は訳も分からず、その家に監禁中。その家の主は
黙して訳を語らずの不気味。首謀者の男は少年野球の監督。主の子供も参加してるら
しいチームの守備話など、縛られた男を前に暢気に世間話。話に割って質問する監禁男
は首謀者に連れ出されて、ぼこぼこに暴行され。そうしながらも首謀者は童顔に笑み
を浮かべて、世間話。
３話 その扉は開けないで
同棲している男性達。年かさの方は妻にばれて追い出されたばかり。主の鳥取の実家
から、弟がやってくると電話、それも今日これからと突然。結婚話に煮え切らない兄
に決断を迫りにくるという。同棲男に帰ってもらうこと間に合わず、なんとか誤魔化
そうとする主。同棲男は調子を合わせるが、実のところそれを寂しく思っていて。
2話○、1,3話△、全体あと40分短ければ○。テンションあげて熱く、またお茶目に
ファンサービス。リーディングはギター伴奏でノリよく盛り上げ。１，３話はお話も
ひとつなせいか、役者芝居てんこ盛りで彩り。２話は脚本の面白さを生かし、きっち
りと歪んだ世界を表現。シャンプーハット？！と錯覚するほどの創り込みにほよよ。
久保田さんはじめ役者の巧さがよくわかって収穫ねこ。過分な１，３、端正な２の印象
、欲張りすぎの前者を抑え、時短してくれればと思うねこ。
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