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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2004/11/6-7 2ステージ
http://www.letre.co.jp/agora/index.html
全自由 前売2500円 当日2800円 3回券（前売のみ）5000円
学生 前売2000円 当日2300円 3回券（前売のみ）4000円
作・演出：サシマユタカ 衣装：TUCHI
公式ＨＰ http://www.appricot-bus.com/favorite/sakaguchi.html
出演：坂口修一 ほかお客さん
2004/11/6(土)晴 4:33-6:05PM(1'30) 中段より 客席満員(50人)
客層：20-30才代中心。関係者と一般半々？。男女半々、二人連れ多め。
客入れ：企画共通に当日座席指定。列ごと8人ずつ呼び出して入場。客いじり、
参加の趣向多々。最前列はもちろん、中段以降でも坂口さんと目が合うと、共演
決定のお楽しみあり。折り込みパンフなし。カーテンコール1回2分。
元タントリズム・坂口修一の１人芝居ユニット、東京初公演。
舞台。劇団衛星の装置流用。巨大ロボの操縦室な、せまいですよ空間。ねこの額な
舞台部分、中央にスクリーンとクレーンな操縦装置、上手にメータやスイッチ、
ビデオ挿入口が付いたコンソール。
お話。豊かな２１世紀社会と銘打っての講演会。教授が多忙でドタキャン、部下の
研究員は平伏低頭。困って携帯、何とかしろの教授命令が下りたらしく、実用法令
化も間近い研究の説明。人間操縦装置・財前５号、とはお客さんがいるこの場所。
人間操縦とは、平和安全のために人間を遠隔操作する技術。説明が終わっても
帰ってくれない、お客。いつのまにか、白い巨塔ばりに派閥争いの愚痴まじり。
しょうがない試運転をみせてあげましょうと、規則をゆるめ、上空4000mの試験場へ。
自分のドジにくすり笑いだけの反応がない客席に、コールアンドレスポンスを
お願い、練習。模範として氣志團コンサートビデオ。搭乗員として、簡単な関係
あるのかわかんないアンケートも合格。そんな下準備をして試験開始。リクエスト
に応じて、人間操縦。再現テープを再生もＡＶビデオ、間違いを取り繕って、１人
芝居で替えることに。もう大汗。老いた夫に思い出のシェー・ポーズをさせたい。
離婚届にはんこを押させたい。別れ言葉を言わせる。などなど、結構ディープ。
１人では巧く操縦できず、お客に手伝ってもらって、なんとかミッションコンプリート。
と、実は自分こそ妻に捨てられて…、愉快ことをしてる場合じゃないと、吾に帰って
愚痴ぽつり。気を取り直して、今は学生に恋していると浮き浮きと現金しごく。
地上に帰ろうとしたところ、体の自由が突然効かなくなり。誰かに操られている！？。
汗だく奮闘につれ、とほほさ増し。いじましさに男の愛嬌あり。観客参加趣向。
戸惑う客席に七転八倒に声かけ。趣向が滑っても、噛み噛みでも、めげずに笑い
につなげ。小空間を味方につけ、演じるキャラと一体のそんな人がそんな風にいる
親近感醸し。しだい和む客席も暖かく、いい感じ。作演出は大筋に止めた感、役者
馬鹿に任せて（完成度とかさておき）○と思うねこ。エンドクレジット映像に、参加
したお客の名前と役柄が流れ、お〜と歓声。こんなサービス精神も○。
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