＠新宿 紀伊國屋ホール(2005/3/16-20 6ステージ)
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall2index.html
全指定 前売4500円 当日4800円
作･演出：上杉祥三 振付：川崎悦子 照明：宮崎正輝 音響：藤田赤目
舞台美術：箕田英二 衣裳：出川淳子 舞台監督：上野博志
殺陣：TOTAN、円堂耕成 宣伝美術：佐竹昌彰 宣伝写真：石川純
制作： 島田敦子、田中絵美 企画・製作：演劇ユニットトレランス
http://www8.ocn.ne.jp/~tolera02/
出演：下記
2005/3/20(日)晴 1:05-3:07PM(1'59) 中段より 客席7割（300人）
客層：20歳代女性と、中高年カップル、あと単身男子。女性過半数。
客入れ：当日券あり。後方に空席ぱらぱら。おかげでいつもより見易い？、見難い
紀ノ國屋は演劇禁止でももういいじゃん、とか思うねこ。折り込みパンフなし。
物販。パンフ(A4 14ページ 800円)挨拶、中心の役者紹介、人物相関図、歴史上
の人物、上演記録。台本1200円。パンフには舞台衣装と同じジュエリーが当たる
応募はがきが添付。
90年代・上杉シェイクスピア飛鳥三部作の完結篇として上演。三部作つうのは。
(1)飛鳥時代の飛べないニワトリ皇子＝ハムレット・羽無実人の恋。(2)皇子亡き後
、物部・蘇我両家の神と仏の宗教戦争の中、ジュリエツト・受理江人に愛をぶざま
に露見して逝ったロミオ・露見人。(3)恋と愛が情を呼び、彼岸を越えて、蘇我家
滅亡後の飛鳥朝廷のマクベスへ引き継がれる、てな感じ。
舞台。家紋をいれた垂れ幕がいくつか。段々の丘（石舞台設定）が斜におかれ。
お話。大化の改新、白村江の戦い、壬申の大乱の英雄がマクベスの物語に登場。
悪霊と化した蘇我一族が乗り移った魔女にたぶらかされて、天智天皇（ダンカン）
を暗殺した、後の天武天皇（マクベス）とその妻。二人は運命を、日本史をくつ
がえすことができるのか。
上杉の息吹も懐かしく復古再演。込み入った物語性、言葉遊びというかダジャレ
台詞の連発。そこらの勢いに、90年代とそう変わらない上杉口跡。いづれも時代を
感じさせて、懐かしいやら、逆に距離を感じるやら。動きまくる上杉マクベスの
熱気は冷え、代わり平凡な男としての悲劇がより浮かび。これは収穫。ここら中心に
新構成で再演してほしかったと思うねこ。脇の役者は気心の知られた盟友ぞろい。
知られた個性と演技で安心してみられたねこ。
初演 再演 上杉祥三プロジェクトチーム 演劇ユニット トレランスVol.4 「暴君幕別」 「BROKENマクベス」 飛鳥三部作「情なさけ」の章 1992/9/30-10/11 2005/3/16-20 15ステージ 6ステージ パナソニック・グローブ座 紀伊國屋ホール 9/23-27 新神戸オリエンタル劇場 指定4000円 4500円 原作：W．シェイクスピア 作・演出 ：上杉祥三 ← 美術・装置：石井強司 箕田英二 照明 ：野々宮光 宮崎正輝 音楽 ：福島一幸 衣裳 ：新井喜一 出川淳子 プロダクション・マネージャー：小川幹雄 制作 ：グローブ座カンパニー 出演： 大海人幕別(天武) ：上杉祥三 ← 讃良姫 ：峰さを理 長野里美 額田王 ：宮崎淑子 伊沢磨紀 中大兄皇子 ：手塚秀彰 深貝大輔 中臣鎌足 ：山崎清介 六角精児 蘇我馬子 ：間宮啓行 ← 魔女幕内 ：山下裕子 ← 魔女幕下 伊沢磨紀 魔女幕尻 井沢希旨子 従医 深貝大輔 蘇我蝦夷 戸谷昌弘 蘇我入鹿 平尾良樹 佐伯連子、南淵請安 姫野恵二 葛城犬養、高向玄理 佐野賢一 東漢雀、女官 鶴田倫美 藤原不比等、女官 海島雪 落ち武者、従者 藤原弘司 落ち武者、門番 三溝浩二 落ち武者、女官 音室亜冊弓 大友皇子 石橋和也 御名部皇子、女官 八田幸恵 侍女、女官 松田典子 大友の供、女官 石田恭子 大友の供、女官 牛抱せん夏 ほか初演出演者 戸谷員弘 松下雅博 明楽哲典 深貝大輔 ハマン 北島佐和子 吉原ひとみ
［月間一覧］