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＠新宿 THEATER/TOPS(2006/9/26-10/1 7ステージ)
http://theatertops.at.infoseek.co.jp/
指定席 前売3500円 当日3800円 自由席 前売3200円 当日3500円
作：佐藤二朗 演出：堤泰之[プラチナペーパーズ]
美術：田中敏江 照明：松田直樹 音響：樋口亜弓 舞台監督：赤坂有紀子
宣伝美術：鈴木雅巳 制作：中村文重（中村ステージプロダクション）
公式HP http://www.stage-mura.jp/
出演：
佐藤二朗 ：若松一平（バー・ランプ オーナー)
吉添文子 ：後藤典子（一平の別れた妻）
杉山文雄[グリング]：山下智彦（バーの出入業者で常連客）
本間 剛 ：稲田公夫（常連客 ニート・理屈屋）
桑原裕子[KAKUTA] ：金城マキ（常連客 小学校教師・女王肌）
加藤厚成 ：蒲生厚生（常連客 典子と交際）
しおつかこうへい[桜丘社中] ：柿本卓（常連客 うきわ屋・遊び好き）
野辺富三 ：種田十郎（常連客 電気屋・ホモと噂され）
茶桃愛琉[散歩道楽]：田中カズ（バー バイト）
望月邦秋 ：老夫 （一平の父）
三上英之（声の出演）
2006/10/1(日)雨 6:06-7:56PM(1'50) 中段中央 客席満員(120人)
客層：中年層も多い、大人客席。男女半々、グループ連れ多し。
客入れ：最前自由席、雛壇にパイプ椅子10段。いつもながら前後の間隔が狭く、
難儀。折り込みチラシ厚め。落ち込みパンフA4 1枚 配役とスタッフ掲載。
物販なし。カーテンコール1回。
久々らしい 人気脇役俳優・佐藤二朗の主催公演。いままでのオムニバスから、
初の一本もの・ストレートプレイとか。
舞台。リアルにつくられたバー店内、正面奧に回想場面用バスタブや家財道具の
ある部屋。上手入り口、下手にＬ型のバーカウンター。酒は焼酎が多し。壁は森の
木々模様？。テーブル２、椅子が組となるものがないバラバラ。事務机椅子もあるし。
お話。場末のバーに集うご近所の仲間達、個性的な面々。後悔先に立たず、それでも
やっていくしかないな人間模様。やがて、マスターの隠していた心的外傷と、子供
を亡くした事故の真相が浮かんでくる。
個性の役者が面白、顛末の悲惨さに声も失うねこ。表側なバーでの丁々発止な
ギャグめき会話が愉快。口に戸を立てられぬと行き交う、毒舌と軽口のテンポやよし
作りすぎの理屈ばったオタクキャラ・本多さん、彼女まで子ねたやらせるか！？な
吉添さん、実は素かもしれないＳキャラ・桑原さん。
これら陽気さと、不自然にギャグめくマスター・佐藤さん。拮抗するシリアスが
どんと控えて！？と思うもさもあり。虐待された子であるマスターの心的外傷が御し
がたい暴力の発作となり、引き起こされた事故の真相が告白され。愛するものを
無自覚とはいえ殺した、悲惨な出来事。マスター自身と、彼をとうてい許すことが
できない元妻の地獄を思い、ふるえるねこ。ラスト、生前の子供記録(携帯動画)が
救いのない話にほのかに明かりをかざして、涙。
役者。ギャグめきや明暗の落差はあるも、演技はほどよく抑制されてうまし。
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