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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2008/8/29-31 5ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売・当日共2500円
振付・演出：山縣美礼 衣装：摩耶 舞台監督：鈴木康郎 音響：牛川紀政
照明：中山奈美 宣伝写真：町田絵利子 宣伝美術：Cheryl Szabo
協賛：ウイダーinゼリー 主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
http://tokiiroegg.exblog.jp/
出演：捩子ぴじん、山縣美礼
2008/8/31(日)曇/大雨 6:30-7:21PM(51)中段中央 客席8割？(23人)
客層：大人よりに幅広く、男性過半数。
客入れ：荷物預かりあり。ベンチ3列にゆったり間隔で配置。折り込みパンフそれなり
アンケートはボールペン付。物販なし。カーテンコール1回。
初見。主宰・山縣美礼さんは日米でダンス振付、女優として活動。大駱駝艦と岩下徹
から学び、2007年旗揚げ・カンパニー初公演とか。
舞台。素舞台。
構成。白布で包んだような衣裳は、古代ギリシャ風。冒頭、数分簡にじっと並んで
立つ２人。山縣さんの目以外、表だった動きなし。ぱっと、左右に分かれ後ろ向き。
目線は交差せずな。背中から腕の輪に包み通す。男は大股で歩み、女は逃げるように
また追い駆けるように追従。ふれ合って、２人フリーズ。立位の男を女はくんくんと
嗅ぐような仕草。腕先で触れる。互いに垂直に抱き上げ、男は女を背負う。
横からのスリット明かりが対角に床に延び。下手で並び立つ２人、糸で互いを結ぶ。
男は去り、女が残る。後ろ向きに座り、手先のくねりがやがて全身に及び。激しく
動き。片手あげて、バッハのハープシコード曲。トゥ立ちで歩行、うごめき。光りの
外へ転がる。下手で横臥、伸べた手だけに桃・トキ色のスポット。そのままの姿勢で
切れ切れに歌う。
男、上手の暗がりから現れる。頭から全身布で巻いている。ゆっくりと回り、中腰、
脚を投げ出して座る。ピアノ曲。男は布をほどいていく。女は立ち上がる。男は回り
始める。溶暗。
２人の距離感が探るように、慈しむように描かれ。フォルムら外からでなく、内から
自発するダンス。主に女は触れそうで触れない片手のコンタクトを通し、欲望と惑い
を現してる印象。沈黙、静止の間も交感止まず、柔らかな動きとも穏やかな会話を交
わしているよう。静かな高揚感とも、ゆるりと楽しむねこ。
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