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 DULL-COLORED POP Vol.7.7「ショート7 Bプロ」

 @王子 pit北/区域(2009/4/30-5/6 9ステージ)
 http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/pit_0.html
 全自由 前売2500円 当日3000円 学生割引500円引 リピーター割引:半券提示で
 1000円引

 舞台監督:小林慧介 音響:長谷川ふな蔵 照明:松本大介(enjin-light)
 衣裳:中埜愛子 舞台美術:鮫島あゆ&グラマラスキャッツ
 宣伝美術:小林タクシー[ZOKKY] 
 制作:池田智哉(feblabo)&ヴァージンボーイズ

 1「息をひそめて」25分 初演:猫道ロックフェスティバル07 2007年5月
 作・演出:谷賢一
 出演(役名不明):
 佐野功 :男
 堀奈津美[DULL-COLORED POP] :女
 田中のり子[reset-N] :女の友人

 転換7分

 2業界初☆飲尿ミュージカル「エリクシールの味わい」44分 新作
 作・演出・作詞:谷賢一 作曲・音楽監修・ライブ演奏+歌唱:伊藤靖浩

 M1 夢見るほどマイ・スイート・おしっこ
 M2 飲尿、それは喜び
 M3 ひゃくまんかい

 出演(役名不明):
 岡田あがさ         :ヒッキー(ヒロイン)
 小林タクシー[ZOKKY]     :バーの客(変態でもヒーロー)
 清水那保[DULL-COLORED POP] :ヒッキーの世話をする
 千葉淳[東京タンバリン]   :バーテン
 桑島亜希          :いたいけ
 佐々木なふみ[東京ネジ]   :艶めく
 田中のり子[reset-N]    :せっせと働く
 ハマカワフミエ[国道五十八号戦線] :花やぐ

 休憩10分

 3「藪の中」36分 
 初演:DULL-COLORED POP「DULL-COLORED ANTI-POP:4 Nudists」2006年8月
 原作:芥川龍之介 翻案・演出:谷賢一
 出演:
 堀越涼[花組芝居] :きこり、旅法師、放免、侍の妻、多襄丸、懺悔した女、死霊

 2009/5/5(祝火)雨 1:03-3:05PM(1'16/休10/34)1F入口側中段 客席45人(ほぼ満員)
 客層:20-30歳代中心、コアな演劇ファンとお友達。家族連れちらほら。
 客入れ:開場・受付 開演定時30分前。戸外・入口前に並んで待ち。係員常駐誘導
 あり。開場時で10数人。傘入れは、折りたたみが入れられず。ビニール袋希望。
 舞台上吹き抜け・見下ろす形の2Fは背もたれ椅子20ほど。見やすいと誘導の1Fは、
 2面にひな壇客席。各ベンチ4列と3列。窮屈なので1個座席を抜いてほしいところ。
 仕切り板は引っ掛けやすいので足下注意。最後尾だと見切れがでるのか、今回は
 使わず。
 折り込みチラシそれなり。パンフ A4 4ページ。作品解説付。次回公演。8/14-17
 「マリー・ド・ブランヴィリエ伯爵夫人(仮)」@シアターモリエール。物販なし。
 カーテンコール各1回。

 明大・騒動舎出身主宰、短編ベスト選集らしい今回。いずれもねこ初見。

 1「息をひそめて」
 舞台。斜におかれた四畳半、女子アパート部屋。中央のテーブル下に隠れられる
 仕掛けあり。
 お話。恋人に男疑惑がぬぐえず、床下に潜む彼が聞いたのは…。

 床下装置で男(女)の掟破りをスリリングに現し。見えないけど見える演劇的な
 のぞき見趣向を面白くみるねこ。入れ込みがちな台詞、また時々文章になる、には
 やや疲労。

 2業界初☆飲尿ミュージカル「エリクシールの味わい」
 舞台。電飾の秘密小部屋扉。バースツール。あと生演奏用キーボード。
 お話。飲尿マニアの男がその筋バーでテイスティング。人妻、女子高生、弁当屋、
 幼児、それぞれ美味。取って置きという、尿(エリクシール)を飲んだことから、
 幻視する娘との華やかで切ない一時。

 耳に残る名曲と、爽やかな変態のありさまが○な快作。前半、飲尿マニア(役)
 小林タクシー氏快演。「尿は口ほどにものを言う」「だてに飲み歩いていないから
 ね」の名文句をてらい無く、言い放ち。屈託こそ正道の潔い変態ぶりが素敵。

 楽曲の完成度高く、変態なのに耳に快感。マイ スイート〜おしっこ〜♪の三重奏
 や、飲尿〜それは喜び!♪ のハーモニーは見事。さらに作曲家でもあるキーボー
 ド氏は勢いにのって、僕が一番飲尿好き!と一気飲みして、客席拍手喝采。世界は
 もう変態な桃源郷。

 後半は、天使のような、誰とでも寝る無為な過激娘・エリクシールとのロマンティック
 (なのか?)なゴースト・ラブストーリー。タクシー氏の爽やかさな変態ぶり(一生
 お前の尿を飲ませてくれとプロポーズ)と、あがさお嬢様の影のあるエロティシズム
 の取り合わせがなんとも○。早くも伝説かしらん、再演希望ねこ。

3「藪の中」
 舞台。素舞台
 お話。変死体の殺しの下手人はだれか、7人が証言に立つが。

 花組芝居な新古典テイストで、がっつり名作語り。堀越涼さんの集中力と役者魂を
 みせ。すかっと、また平易に刈り込まれた本が小気味よし。

 
 劇団HPに歌詞を載せてくれないかしらん。
 

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