[ホーム]（ 個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠神戸元町 神戸ビエンナーレ2009特設野外ステージ(2009/11/7-8 2ステージ)
http://www.kobe-biennale.jp/about/kaijyo/index.html
自由席(整理番号付)3500円
作・演出：大塚雅史 振付：山根千佳
舞台監督：久保克司 照明プラン：大塚雅史 照明操作：加藤直子
音響：三宅住絵、とんかつ、丹下真寿美 演出助手：嶋田綾子 演出部：山田翠
衣装:植田昇明 ヘアメイク:KOMAKI、山本望美、竹本よしこ
宣伝写真・写真記録：堀川高志 宣伝美術：水口美佳 プロデューサー：水口美佳
アシスタントプロデューサー：寺井ゆうこ 企画・制作：TAKE IT EASY!
主催：神戸ビエンナーレ組織委員会・神戸市 http://www.kobe-biennale.jp/
企画・制作：TAKE IT EASY! http://www.tekuiji.com/index.html
出演：
西尾瑠衣 ＋：野球少女・アリス、亜里洲
前渕さなえ＊：坂本龍馬、ウサギ男
山根千佳 ＊：陸奥陽之助(宗光)、幼少の亜里洲、近藤勇、警備員
中村真利亜＊：桂小五郎、沖田総司、吉田松陰
山口尋美[劇団赤鬼]：吉田稔鷹、亜里洲の兄、アリスの兄
清水かおり＊：童話作家ドジソン(後の、ルイス=キャロル)、斎藤一、高杉晋作、劇作家
青山美佐子＋：望月亀弥太
桐本絵梨花＋：北添佑磨
美津乃あわ：勝海舟、土方歳三
色々 ：松下村塾の塾生達、長州藩の藩士達
出演者全員：アリスの中学時代の同級生達
＊=TAKE IT EASY! ＋=劇団ひまわり
2009/11/7(土)晴 5:05?-7:16PM(1'11/休12/44)後方下手 客席ほぼ満員(350？人)
客層：20-30才代中心に町内会に幅広く。女性7，8割。
客入れ：隣でコンテナアート展（芝居チケットに含む）開催中(未見ねこ）。
港突端の広場にイントレ舞台、客席は露天平床にパイプ椅子千鳥配置15?列。
折り込みチラシそれなり ビニール袋と使い捨てカイロ2個付き。休憩時間に温かい
番茶サービス。膝掛けサービスあったか不明。それなり底冷えするので防寒要。
パンフ A4 両面。挨拶、配役、スタッフ、予定。物販なし。
7:12PM終演、カーテンコール3回4分。腰を据えぎみの客席、お腹空いてないの？。
勝海舟が開き、坂本龍馬らが学んだ神戸海軍塾跡地で幕末青春芝居、という趣向。
会場・舞台。写真のように港に面した広場をコンテナで大きく囲み、もともとイベント
会場なのかしらん。イントレ舞台に特徴なし、後方にカラフル着物を吊し彩り。舞台
隣には海援隊の彫像があるけど、未使用で終わり。
お話。アリスは高校一年、中学時代は野球部エースも女を理由に門前払い。やけっぱ
ちに海に投げたグローブ、思い直して追う先は不思議の国、ならぬ幕末の神戸。
海中から助けたのは坂本龍馬。グローブは刀に替わり、初の女性塾生志願者・亜里洲
と呼ばれ。
渡された荷物にはリアル亜里洲の日記。野球と剣術、志は違えど性差を超えた夢に
共感するアリス。ベースボールに詳しい処を見込まれ、塾生達と野球授業三昧。
楽しい時間は長く続かず。長州の桂小五郎らは事を起こそうと、龍馬の前に現れ。
野球勝負で歯止めを掛けるも続かず、海軍塾生を連れて、勤皇志士と京都へ。龍馬達
は追い、新撰組と激しくぶつかることとなる。アリスは知りながら歴史を変えること
はできなかった。しかし、自分の運命はちょっと違っていて。
11月晩秋の寒天に、舞台温度は高く、心地良し。青春ファンタジー王道なストーリー
大塚作品らしくスポーツ趣向、走れば見えてくるものがあるなテーマ。これに不思議
の国のアリスな仕掛け、幕末同時代の後のルイスキャロルもキャラに茶目っ気加え。
殺陣場面はダンスに置き換わり、走って遊んでスポーティ。野外らしい演出は控えで
ちと肩すかし。だけど、アリスの帰還場面、舞台後方で大型客船が出帆したのは
素敵な偶然効果。
役者。アイドルのりに弾けるアリス役・西尾瑠衣さん、だみ声が強烈な龍馬役・前渕
さなえさん。凛とした美少女な、桂、沖田の敵味方二役・中村真利亜三。脱力ぶりで
美味しく笑いをとり、締めるとはきりり、でもダンスもするんだよねな、勝海舟役・
美津乃あわさん。が印象。
[月間一覧］