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＠成城学園前 成城ホール(2010/1/5-7 3ステージ)
http://seijohall.jp/
全指定 前売3500円
出演：立川談春 http://www1.ocn.ne.jp/~dansyun/
主催：成城ホール、TBSラジオ 企画制作：オフィスフラジール、
サンライズプロモーション東京
演目：
談春 「鰍沢 かじかさわ」56分
仲入り 16分
談春 「明烏 あけがらす」51分
2010/1/7(木)晴 7:32-9:39PM(上記)後方上手 客席満員(270人)
客層：男性過半数、20代と中高年、むっつり顔多め。
客入れ：喫茶と休憩所(ベンチ結構)併設なので狭めロビー、歩かずに済むけど。
仲入り時にワイン、コーヒーなど販売。高低差あるひな壇に椅子席11列。舞台が
近くて○。折り込みチラシ少々、パンフなし。カーテンコール1回4分 カレンダー
プレ じゃんけん大会開催。
人気落語家のネタおろし会。毎月六回まで予定され。前売完売と聞いたけど、2週間
ほど前のぴあに残券あり、キャンセル放出？。
舞台。黄金色の屏風、群青の高座。
・鰍沢
枕。年間の高座でかける本数ともちネタ数。25年間でどれだけやってきて、これから
の25年をどうするか考えた。今日は長くやっていなかった噺、自分にはあわないと
思ってきた噺を語る会。ここにいるのは私ではない。稽古会であって、落語をわく
わくしてみる会ではない。など、長い枕(15分）で釘をさし。
お話。吹雪の参詣帰り、一夜の宿を頼んで家には妙齢の美女。聞けばもと吉原の
遊女、卵酒をご馳走になり。亭主が帰って飲んだ卵酒は毒酒、旅人は効かない身体で
必至に逃走。もはや絶体絶命。
迫真のリアル語り、もはや怖い話の一人芝居。丁寧にじっくりと描写して濃厚も、
キレよく香り立ち。ブラックな笑いに息が詰まる向きもあろうけど、演劇好きには
それもまた醍醐味。
・明烏
枕。鰍沢の現地を訪ねた時のこと。落語ゆかりの地は地元の人もわからない。自分に
とって明鳥は正月のイメージ。というのもかつて正月の名人会で志ん朝がかけたのを
前座で観た。そのとき楽屋での志ん朝、談志のやりとり、愛すべき追想語り。
お話。堅物すぎる若旦那、将来を案じた父親は近所の遊び人に頼み、吉原へ送り込み
そうとは知らない若旦那のとんちんかんな反応を楽しんでいた遊び人だったが。
浮世離れにすこやかな若旦那と、やさぐれ遊び人達をそれぞれ活き活きと描写。
リズミカル、いい感じに肩から力が抜けた加減が○。
終わってカレンダープレ。終わり際にＤＶＤを出さない理由、放送番組の高座に出演
しない理由語り。死んでからはいいとは、いまどきわがままで贅沢も頷ける、ライブ
好きねこ。
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