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＠赤坂 赤坂RED/THEATER(2010/1/27-2/7 16ステージ)
http://www.red-theater.net/
全指定 前売・当日とも4900円
脚本・演出：徳尾浩司[とくお組] 舞台監督：藤田有紀彦 美術：泉真
照明：小坂章人 音響：斎藤裕喜 衣裳：福田千亜紀、戸所泰子
映像：相良直一郎(dub) 劇中映像：北川仁、高良真秀
宣伝美術：飯塚美江 宣伝写真：近藤健嗣 ヘアメイク：森本美紀、山本成栄
プロデューサー：戸塚成、椎名浩子 制作：大山なつき、佐藤摩耶、安藤幸子
制作：とくお組、エムエイチ企画 主催：ぴあ
出演：
入江甚儀 ：望月和哉(音楽留学生 吾郎の甥っ子)
山田親太朗 ：レオポルド日向（音楽留学生 謎の人)
石橋菜津美 ：藤倉悠（音楽留学生 パン屋でバイト）
福田転球 ：望月吾郎（寿司職人 店主）
篠崎友 [とくお組]：オザキ（寿司職人）
鈴木規史[とくお組]：マルヤマ(寿司職人）
柴田洋佑[とくお組]：アオキ(寿司職人）
堀田尋史[とくお組]：新田修（パン屋）
山崎樹範 ：川島雅巳（ライター）
2010/1/31（日）晴 5:01-6:51PM（1'40)前方上手 客席ゆる満員(150人)
客層：20才代女性中心、時々男子。お友達連れ多し。
客入れ：ロビーにお花沢山。入江君と一緒に雑誌撮影ができる特典抽選案内が掲示。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4 2ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定掲載。
次回公演。7/29-8/4新作＠赤坂レッドシアター。物販なし。
カーテンコール1回長くトーク10分。山田君が帰しませんよ状態。
初見の劇団。アイドル入江甚儀、手練の山崎樹範、福田転球が客演。
舞台。斜におかれた、リアルな2階建て洋式アパート、共用ダイニング。ソファ、テ
ーブル、下手階段沿いに本箱やＴＶをおいた木製キャビネット。正面向こうにキッチ
ン、ドアから寿司店舗に繋がる設定。上手手前からはパン屋へ行け。漆喰壁沿いの
屈曲階段から2階に、3部屋のドア。窓覆いに個性が現れ。
お話。パリ。日本人が営む寿司屋に隣接した従業員アパート。なぜか寿司にフレンチ
ドレッシングをかける親方も親方だが、アジア系の従業員達も影でこそこそと怪しい。
彼らの正体は地下芸術家。リビングには地下社会に繋がる秘密の抜け穴があるのだ。
寿司屋親方の甥が音楽留学で来訪。偶然秘密を見てしまったことで秘密に荷担する
ことになってしまう。
会話コントな面白さ。シチュエーションコメディの体だけど、その場しのぎの可笑し
さが連綿。面白いエチュードをスケッチ風に散りばめ、伏線と展開は2の次の感じ。
気楽にみたまま、会話としでかしてくれる役者芝居を楽しむねこ。初々しいアイドル
入江君が染まず拮抗していて、別種の笑いを生み。
アフタートーク
上田誠[ヨーロッパ企画]、福田転球、とくお組（徳尾、篠崎、堀田、鈴木、柴田）
以下覚え書き箇条書き。不正確なことをお断り。
・上田誠と徳尾浩司のどちらの脚本芝居にも、福田転球出演というのが縁。
・芝居の作り方の違い。徳尾は脚本をがっちり書いて、エチュードで直していく。
役者の個性に合わせて演出は細かくしていく。木を見て森をみない。
上田は逆で役者にゆだねてしまう。
・転球 出演してどっちもコメディとして面白い。
・徳尾 とくお組の芝居には本にないシーンがあって、稽古で追加していく。照明も
ゆだねていていつの間にかできている。自分は設定と台詞にしか興味がない。
（極端なことをいうと）ストーリーはどうでもいい。ほあーとしてみてもらって
帰る芝居がつくりたい。
・上田 日常にはストーリーはない。ありのままでいい。ストーリーのあるのは恥ず
かしい。ストーリーよりも絵で覚えているような芝居がいい。
・徳尾 後味だけがごっちゃと残る芝居がしたい。（例えば）ストーリーより、怒っ
た役者の姿を見せたいだけとか。
・上田 ただ、見るための動機としてストーリーがいるとは思っていて、そこは補記
している。
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