＠下北沢 本多劇場(2012/1/25-29 7ステージ)＋LIVE 1/30
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売5800円 当日6000円
作・演出：松村武[カムカムミニキーナ] 舞台監督：赤坂有紀子
舞台美術：古川雅之 照明：林之弘 音響：小笠原康雅 衣裳：加藤真理茂
ヘアメイク：馮啓孝 振付：前田清美 宣伝美術：森崎偏陸
制作：Little giants 企画・製作：敦・杏子プロデュース
出演：
木の実ナナ :高橋菊
中山祐一朗[阿佐ヶ谷スパイダース]:和助、高杉晋作
杏子 :杏
岩崎大[Studio Life] :カンジ
森貞文則 :ヤス
渋谷飛鳥 :シズ
浅川稚広 ：鏑木サエ
西村直人 ：柴崎清三郎
中野順一朗[ラッパ屋]：鏑木兵馬、サエの父
矢沢誠 ：澤井伸吉、うらぶれた男
千代田信一[拙者ムニエル]：伊藤利助
亀岡孝洋[カムカムミニキーナ] ：山縣小助
内藤大希 ：下條一之進、警官隊
加藤亜依[おふぃす300] ：若き菊、警官隊
中川浩行 ：山本、記者、警官隊、議長
高祖正浩 ：記者、警官隊
村田譲 ：警察、警官隊
草野とおる[壱組印]：南方ビン
藤田記子 [カムカムミニキーナ] ：紅
深沢敦 ：岩倉具視
山田晃士 ：マスター左衛門、ギター演奏
土屋玲子 ：バイオリン演奏
2012/01/26(木)曇 7:10-9:31PM(2'15)後方下手 客席8割(300人)
客層：大人中心。30歳代平均かな女性最多、中高年男女。最前3列は女子ばかり。
客入れ：ロビーは花盛り。半分ほどの入りだったけど、結局8割方埋まり。
折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。配役、スタッフ、予定。
物販。パンフ B5 2000円。劇中歌CD1700円。Tシャツ2000円。福袋1000円。
カーテンコール演出1回＋1回 6分。千代田信一さんの誕生日とのことで、客席から
年を当ててもらい。
スズナリから本多劇場に進出拡大公演。木の実ナナ出演の特別版。
舞台。スズナリ公演の相似形。正面、居酒屋座敷、障子とステンドガラスの和洋折衷
障子、引き戸で場面切り替え。終盤は美しい桜景色。両脇に二階建て。いずれも
江戸明治な民家。
お話。時代は明治。裏稼業の仕事人もやりにくい新時代。元侍達も不遇をかこつけて
新政府への不満と募らせる。そんな頃、元旗本だった官士の娘が汚名を着せられた
自殺した父の恨みを晴らしてとの依頼が舞い込む。相手は超大物政治家・岩倉具視。
周囲は危険で割りが合わない仕事というが、頭目・杏は情けにほだされ、二つ返事で
引き受ける。首尾良く終了。ところが殺したはずの岩倉が生きているというのだ。
賑やか華やかな歌とダンス、骨太の物語、なんでもありの茶目っ気 がぞくぞくの
エンタメショー演劇。ただもう楽しくてしょうがないねこ。物語は幕末の革命児・
高杉晋作の意志をつぐもの＋仕事人が腐敗した(変態)政府に一矢報いる、な勧善懲悪
もの。「おもしろきこともなき世におもしろく」との高杉の言葉を継いだように、
「仇花達」の逆襲を、今に痛快な娯楽作として仕上げ。
主なキャストはソウルフルに歌いまくり。敦、杏子に木の実ナナが加わって、個々に
またツイン、トリプル（あったかな)ボーカルで濃く聞かせてくれ。木の実ナナさんの
かっこよさには惚れてしまうねこ。元ガレッジシャンソンショーの山田晃士の歌声も
あだで素敵。
カッコイイ、麗しいもよけれど、お楽しみは面白パート。今回も、敦ちゃんと
藤田さんコンビの治外法権ぶり◎。敦ちゃん。今回は草野とおる役の仁術で、
倒されるたびにパワーアップして復活するという（衣裳とメイクを替えて歌いたい
だけという）なんでもあり。場内から笑いと拍手沸き。藤田・紅は登場するや、
拍手。もうキレまくり、とぼけまくりの動きは何度見ても愉快千万。ますます愛情を
感じるねこ。
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