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＠渋谷 ギャラリー・ルデコ4(2012/8/15-26 14ステージ)
http://ledeco.net/
全自由 前売2000円 当日2200円 2ステージセット3000円
早割1800円 早割2ステージセット2600円 高校生以下1000円 リピーター割引1500円
脚本・演出：柳井祥緒 舞台美術：松本翠(翡翠空間) 衣装:積木綾
宣伝美術:四谷きりん WEB：小幡光秀 制作：くりはられな、藤村恭子
出演：
柳澤有毅[十七戦地]：楠木ゆとり(東京都保険衛生局食料保全部 食物アレルギー調査官)
北川義彦[十七戦地] ：司馬肇(NPO法人りんの会 事務局広報企画担当）
・都立緑化技術研究センター
向原徹[タテヨコ企画／せし-おんど]：根村保(たもつ 十七号研究室 研究員）
佐藤幾優 ：越谷駿夫(生産開発部第三課 課長)
宮本敏和 ：修善寺臣人（同 主任研究員)
三原一太[はらぺこペンギン！]：笹原恵一（総務部係長）
2012/08/25(土)晴 12:30-1:28PM(58)前方中央 客席6割(13人)
客層：20-30歳代中心、男性過半数。
客入れ：開場時数人。椅子2列、イントレに座蒲団1列。折り込みチラシ少々。
パンフ B5 3ページ。挨拶、配役、相関図、予定。物販。上演台本ほか。
定時きっかりに開演。カーテンコール1回。
ねこ初見。2010年結成。劇作家協会新人戯曲賞受賞歴あり。同じテキストの男女で
演じる、男性側版。
舞台。中央に野菜の木（蔓）、後方に苗を置いた棚。上手に偉い人用椅子と事務机
木の前に木製テーブル、下手に階段に瓶詰め標本。
お話。都市部で栽培できる高性能な稲や野菜を研究する施設。試験販売された野菜
が原因と思われる、子供達のアレルギーが頻発していると、都職員が疑問を
投げかける。発表を目前にした画期的な稲の拡販も阻止しようとの意向。鋭い問答を
繰り返す内研究所側の一線を越えた行為、研究者を取りまく理想と現実が浮かび
上がってくる。そして、都職員と主任研究員の長い確執もまた。
ダイナミックに展開する、タイトで力強い会話劇。食物に絡む、奇想天外な発想と
リアルな問題提起に興味津々。二転三転する展開とどんでん返し、そして理想を追う
人間が裸になって再会するラストまで飽きさせず、引き込まれるねこ。話は飛んでも
人間からは離れない視点が○。ぎゅっと盛り込まれたテキストを早口で演じるので
時々息が詰まりそうになり。そんな時はこまかな表情付けの黙している側をみて、
言外に楽しむことができ。
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