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 ダンストリエンナーレトーキョー2012 ASIA FOCUS

 @表参道 スパイラルホール(2012/10/9-10 2ステージ)
 http://www.spiral.co.jp/
 全自由 前売り・予約 3800円 当日4300円

 ジェコ・シオンポ 23分
 「Emmo」(2010)
 振付:Jecko Siompo 音楽:Jecko Siompo 制作:Iwan Riduan Pagaralam&Julia
 出演:Meitha Nindyasari、Stenly Patty

 「Erectus City 原人達の町」(初演)
 振付:Jecko Siompo 制作:Iwan Riduan Pagaralam&Julia
 出演:Jecko Siompo, Meitha Nindyasari、Aya Thayeb、Stenly Patty

 近藤良平 「恋のバカンス」(初演) 34分
 構成・振付:近藤良平
 出演:近藤良平、中村蓉

 チェ・チンハン 「I want you to be happy」(2011) 28分
 振付:Choi Jin-han 照明デザイン:Kim Chol-hee 制作:朴寿奈(Park Soo-na)
 出演:Choi Jin-han、 Park Eun-mi、 Kim Joo-ri(ヘグム演奏Live music:Haegum,
 Traditional Korean instrument)

 2012/10/10(水)曇 7:07-8:33PM 前方下手 客席満員(180人)
 客層:老若男女、洋の東西。女性7,8割。ダンス関係者多そう。
 客入れ:先着順整列入場。開場時40人ほど。桟敷3、ひな壇に椅子6列。前から埋まる
 コアな客層。空席誘導随時あり。折り込みチラシそれなり。パンフはフェス共通。
 物販 フェス共通Tシャツ。 カーテンコール各1回。

 ジェコ・シオンポ「Emmo」「Erectus City 原人達の町」
 構成。鳥を思わせる仕草混じりで、コワモテの女性へアプローチする男性。時に
 水中に入ったり、言葉を交わしたり。後半は女性ソロから、だるまさんが転んだな
 図式。女性を巡り男性二人がバトル、ついで男女組みからユニゾン。なぜか女性が
 水着になろとして幕。曲はアジアのポップ歌謡とか。

 ポテンシャルを感じさせる強靱な身体でキレまくる動きと、ユーモアある所作と
 絡み。男ってだめねな視線は並だけど、当の男性身体と芝居のギャップが大きくて、
 面白く。ちょと見たこともないゴツゴツ感もあり、終始楽しくみるねこ。

 近藤良平 「恋のバカンス」
 構成。トランクもって男女旅行。早速喧嘩。田園風景なのか、一抱え大の牛人形が
 登場(ベルトコンベアに)。牛が移動=持ち運び、種々フォーメーションでもめる。
 ダイナミックに床ダンス、これ以降も牛を絡めて、仲良く喧嘩もするダンス。

 舞台を広く使って、ロール,ステップ。恵まれたカッコイイ身体の男女が伸びやかに
 踊って、まあ気持ちのいいこと。会話するように対峙、表情豊かに演じて○。牛やら
 小道具というか準主役の趣向あれこれ、扱う所作を含めて楽しめ。

 チェ・チンハン 「I want you to be happy」
 構成。ワンピのパフォーマがカゴをもって時々立ち止まりながら歩行、歌い。
 客席に入ってプレゼント。と思いきや、床に白墨でクッキーの絵と100円に、えー
 な声。集金。ついで茶器をもって助手女子、紳士客にプレゼントと思いきや。
 床に白墨、クルクル伸びて、本腰ソロダンス。客席にアプローチ欠かさず。必ず
 崩すような動きをいれるのにふーん。潮騒。狂ったように。客席から二胡奏者が
 演奏。ピアノ音とも。

 お客にコミュニケーションサービス。とも主人公女性のどうしようもない孤独が
 浮かび出て、胸に迫るものあり。

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