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 PARCO PRESENTS 志の輔らくご in PARCO 2013

 @渋谷 PARCO劇場(2012/12/26-2/2 22ステージ)
 http://www.parco-play.com/web/page/
 全指定 6000円

 美術:堀尾幸男 照明:山口茜 音響:堀江潤 舞台監督:鈴木正憲
 宣伝デザイン:伊藤洋文 宣伝写真:橘蓮二 企画制作:(株)パルコ
 http://www.shinosuke.com/
 出演:立川志の輔

 親の顔 枕+噺34?分
 質屋暦 枕+噺42?分

 仲入り16分

 百年目 枕+噺68分

 2013/1/8(火)晴 6:30-9:12PM(1'16/休16/1'08)前方中央 客席満員(450人)
 客層:中年層最多に幅広く、いつになく渋い客席。男女半々。
 客入れ:ロビーに歴代ポスター、寄席文字書き屋など出店。物販購入数によって
 抽選。クリアファイルやら当たり。物販。手拭い1000円 のれん4000円 公演DVDなど。
 カーテンコール1回2分 背景幕が開くと長唄、三味線社中勢揃い。生音曲にのせて、
 観客とも三本締め。

 PARCOの志の輔らくごは初ねこ。
 舞台。緞帳が上がると、壁と床2面の高座。両袖にサーモンピンクの黒御簾壁。
 
 ・親の顔
 枕。年を取ると1年が早い。昨年100万部売れたのは唯一「聞く力」。面白そうに
 聞く力を。少子化。バカは写るので注意。
 お話。テストでほぼ零点、学校に呼び出された親子。先生と珍問答を繰り広げる。
 
 笑わせながら、正解ではないが正しい考えと利口のありさまを問い。いくつもバリ
 エーションができそうなねたなり。

 ・質屋暦
 枕。最初に映像スライド。新暦と旧暦本とわかりやすい説明。マヤ歴と人類滅亡を
 書いたムーに次回予告記事。明治期に暦を切り替えたのは財政赤字・公務員の
 給与カットのため。英断だが、とばっちりを受けたのは庶民で。

 お話。暦が変わるというので慌てて、仕事道具をうけ出しがいくが、短縮した日数分
 は精算しないと強突く張りの質屋。困った夫婦は大家に知恵をつけてもらうが。

 前半はあーいえばこういう質屋があって、後半の正反対な展開がより面白く。
 枕の解説も含めて、余裕ある巧みな語り口が魅力。

 ・百年目
 黒紋付きに着替え、枕なし。
 お話。石部金吉な番頭、こっそり大旦那に化けて船遊び。主人と偶然であって
 しまい、翌日呼び出されて戦々恐々とするが。

 そりゃもう巧みだけど、なにより人間をほろ苦くも暖かく描いて素敵。しんみり
 しみじみ味わいねこ。

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