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＠京都 アトリエ劇研(2013/1/19-22 7ステージ)
http://gekken.net/atelier/
全自由 一般 前売2500円 当日2800円 学生前売2000円 当日2300円
作・演出：司辻有香かさつじありか 演出補佐：古野陽大 舞台監督：大鹿展明
舞台美術：松尾如美 照明：真田貴吉 音響：齋藤学 宣伝美術：相模友士郎
制作：浅田麻衣 http://tsujikikaku.jugem.jp/
第８回アトリエ劇研舞台芸術祭 招聘作品 京都芸術センター制作支援事業
出演：
大熊ねこ[遊劇体]、タケダナヲキ、田中浩之[Will Be SHOCK Entrance Gate]
2013/1/20(日)曇 2:03-3:11PM(1'07)最前方中央より 客席ほぼ満席（40？人）
客層：20-30才台中心、中年層まで。男性過半数。
客入れ：雛壇に椅子4列。カメラ設置で10席近く撤去。客入れ時から役者板付き。
折り込みチラシそれなり 袋入り。パンフ A5 3ページ。物販なし。
カーテンコール１回1分。
ＯＭＳ戯曲賞ノミネートの常連とか。公演数は少ないらしい。初見ねこ。
舞台。薄明かりの中、布団に寝る男と傍らで放心する女。あたりの壁は繭のような
ネットで覆われ。
お話。起きない男に、甲斐もなく通わない思いをぶちまける女。男の服をはぎとり、
添い寝しても無反応。その女に横恋慕する男が登場、アプローチするが無反応。
業を煮やしたか、男は女をレイプするが、イタイを連発、女の憎悪どころか無関心さ
は増すばかり。女は男を窒息死させ、邪魔者を排除する。しかし、男は復活し、
女の恋人を殺す。もちろん、女の心はどうすることもできない。この無限地獄には
まだ続きがあって。
なるほどタイトル通りに、誰もが誰かに「不埒なマグロ」。叶わない押しつけ愛の
孤独な痛みを、そぎ落とした三角関係で純化、濃縮する。台詞はほぼ女だけの
モノローグ、内にため込んでいく姿を容赦なく描いていく。内的解剖とでもいうか、
涙も枯れるドライな苦痛がひりひりと伝わり。対して男性は寝たままか、じゃまを
するだけ、しかも全裸の無為さが女性と相対。可笑しいやら、むかつくやら、
虚しいやら。
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