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 第5回演劇村フェスティバル参加作品 劇団宝船 番外泥船公演「撫で撫で」

 @高円寺 座・高円寺1(2013/01/30-2/3 6ステージ)
 http://za-koenji.jp/
 全指定 前売・当日4000円

 作:新井友香 演出:ペヤンヌマキ[ブス会*] 舞台監督:田中翼 美術:田中敏恵
 音響:井上直裕(atSoumd) 照明:松本大介 衣装:小松陽佳留(ume chrysantheme)、
 白井翔子 演出助手小道具:河合路代 振付:加藤律 チラシイラスト:松田洋子
 チラシデザイン:榎本太郎(7X NANABAIinc.) 宣伝写真(新井・ペヤンヌ):相澤心也
 舞台写真:曳野若菜 プロデューサー:高橋麗 制作:伊藤主枝子、黒澤友子
 企画制作:劇団宝船、株式会社ハイレグタワー
 後援:杉並区 提携:NPO法人劇場創造ネットワーク、座高円寺
 出演:
 西牟田恵         :マリカ
 黒田大輔[THE SHAMPOO HAT]:千々岩
 岩瀬亮      :高井大哉

 高松呼志響    :水野
 川面千晶[ハイバイ]:釧路
 佐久間麻由    :桜子
 島田桃依[青年団] :立花

 伊藤俊輔[ONEOR8] :楠本
 山崎和如     :田中
 川本直人     :内田
 飯田一期     :林

 高木珠里     :真中愛生

 2013/01/30(水)晴 7:30-9:30PM(2'00)前方中央 客席8割?(120人?)
 客層:大人中心、男女半々。
 客入れ:観にくいA撤去、B最前。でも舞台が別れていて、ロンパリで観劇となり。
 後方のが見易し。折り込みチラシなし。パンフ A5 3ページ。物販なし。
 カーテンコール1回。

 観たいと思いつつ、機会あわずの宝船。ペヤンヌマキ演出も楽しみな今回。
 舞台。同じマンションの間取り大小の2部屋を、ハの字に置き。上手がゴミ屋敷とは
 いかないが、床にぬぎっぱなしのローテーブルにノートパソ、TVある居間。
 下手、ゆったりソファセットあるリビング、戸外に広めのバルコニー。

 お話。女友人通しで同じマンション住まい。幸福円満な夫婦関係より、妊娠が
 第一優先のマリカ。旦那は逃げ腰、プレッシャーから風俗通い。一方、40歳近くに
 なってもダメンズな男との実りのない関係をやめられない真中愛生。恋愛、結婚、
 妊娠を巡り瀬戸際の女と、周囲のすったもんだなありさまを描く。

 切実故に滑稽な男女のあれこれに、苦笑ねこ。ピンポイントの価値観しかもてない
 欲望の行き場のないというのがとっても哀れで、ものすごくコミカルでもあり。
 タイトルは慰めじゃなく、隷属の印なのねと、劇中の仕草をみながら、ぞくぞく。
 友達顔しながら、実は敵にもなるという女って怖いねと、さらにぞくぞくしながら
 楽しむねこ。

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