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 TBS/Bunkamura「WarHorse ウォー・ホース〜戦火の馬〜」

 @渋谷 東急シアターオーブ(2014/7/30-8/4 32ステージ)
 http://theatre-orb.com/
 全指定 S13000円 A10000円 B8000円

 原作:マイケル・モーパーゴ 脚色:ニック・スタフォード
 オリジナル共同演出:マリアン・エリオット、トム・モリス
 パペットデザイン、制作、演出:エイドリアン・コーラー、バズル・ジョーンズ
 ソングメーカー:ジョン・タムスニー 音楽監督:グレッグ・プリスカ
 照明デザイン:ポール・コンスタブル プロジェクション、アニメーションデザイン
 :59プロダクションズ 音響デザイン:クリストファー・シュート
 共同制作:ハンドスプリング・パペット・カンパニー
 主催:Bunkamura、TBS、ローソンHMVエンタテイメント、VIS A VISION、DISK GARAGE
 後援:ブリティッシュ・カウンシル
 出演:未確認。

 2014/08/24(日)曇 12:37-3:14PM(70/休22/60)3F下手 客席ほぼ満員?(1900人)
 客層:大人中心に幅広く。女性過半数。
 客入れ:当日券B席以外残席あり。折り込みチラシそれなり。パンフなし。
 物販。パンフ A4 2000円。Tシャツ3000円ほか。カーテンコール3回4分。スタオベ。
 写真撮影可能。

 ジョブナイル原作作品、2007年初演、ワールドツアー最終。
 舞台。円形の張り出し。ドア、農耕機具、柵、大砲、戦車ら大小持ちこみ、できる
 だけシンプルな造形がされ。舞台上にスクリーン常駐、素描画アニメで状況描写。

 お話。おやじの意地で農家に関わらず競り落とされた狩猟馬。息子に大事にされ、
 立派に育てられるが、第一次大戦より軍馬として接収されてしまう。馬を愛する
 軍人に大切にされるが、機関銃を前に騎馬はなすすべもなく、軍人は戦死。
 その報をうけた息子は取るものも取りあえず、戦地に向かう。彼は果たして愛馬に
 出会い、無事戻ることができるのか。

 がっつり、しっかり見せてくれる戦争・人情ドラマ。男の意地、博打、戦争と連なる
 愚行、理不尽な仕打ちのむごさ、転じて人の尊さ、美しさを無為な少年、馬(しかも
 人形)で確かに描く。パペットの馬がリアル、素描なアニメ背景にくっきり
 浮かばせ。素朴で美しいフォークソングを通奏して、かけがえのない日常を
 対比して、沁み。スピーディで小気味のいいステージングは、ツボを心得てて
 さすがと思うねこ。

 
 白飛びで話ならん図。

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