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 トリコ・Aプロデュース「赤ずきんちゃん」

 @下北沢 OFF OFFシアター(2015/02/18-22 8ステージ)
 http://www.honda-geki.com/offoff.html
 全自由 前売3000円 当日3500円 早割2200円(先着22名) under25 1000円
  @大阪 ウイングフィールド 1/15-19 9ステージ

 作・演出:山口茜 音楽:新井洋平 舞台監督:西野真梨子 舞台美術:五木見名子
 美術協力:浜村修司 美術監修:川上明子 照明:池辺茜+葛西健一
 音響:奥村朋代(GEKKEN staff room) 衣装:南野詩恵
 宣伝美術:堀川高志(kutowans studio) 制作協力:秋津ねを(ねをぱぁく)
 演出助手:山本佳耶 企画・製作:トリコ・Aプロデュース http://toriko-a.com/
 出演:
 田中遊 :漁師
 村木よし子[劇団☆新感線 ]:赤ずきんちゃんの母
 右近健一[劇団☆新感線] :赤ずきんちゃんの祖母
 小沢道成[虚構の劇団]  :赤ずきんちゃんの叔父
 大石英史  :おおかみ
 武田暁[魚灯]:鹿

 演奏:ウミネコ楽団[五月エコ・新井洋平]

 2015/02/21(土)晴 5:05-6:55PM(1'50)中段中央 客席満員(60人)
 客層:20-30才代女性8割。
 客入れ:開演30分前から受付開場同時。20人ほど。椅子5列、後座布団桟敷追加。
 袖の芝居もあるので中央で引いた方が○。冷房強めなので各自留意。
 折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ。あらすじ。配役、演出から役者紹介。
 次回公演。4月安部公房原作@アトリエ劇研、11月「つきのないよる」@京都、三重
 物販。上演台本ほか。カーテンコール1回。

 舞台。山荘壁な板バリの「額縁舞台」下手に赤いランタン。調度は会議用長机と
 パイプ椅子のみ。民族衣装、時々パッチワークな本格衣装で個々こしらえ。
 お話。童話「赤ずきんちゃん」の後日談?、な現代の森に住む家族に置き換え。
 不明の娘の行方を探し、フェイスブックを立ち上げ、情報と募金を募り。白状する
 までと森で捕獲した「狼」を軟禁するのだが。

 現代を映すホラーな音楽劇。生きていく、命を尊重するな日常の営みから踏み外し、
 軽く狂っている人間ばかりが登場。目的を見失い、保身とエゴに走りはありげだけど
 伝染して総体となるのがまあ恐すぎ。捕食も騙すも本来狂っている本能、みようで
 生の力強さを描いた作品だけど、歪み加減が異常でうーみねこ。後半の暴走をもっと
 理性的に細かく描いてほしいとも。
 粒よりの役者を揃え、贅沢で美味しい。無気味ムーディなトーンなのが堪らない。
 村木さん、右近さんが自由さ残して押し出し強く。右近さんのお婆さんは恐すぎて
 滑稽なほどで、夢にみそうねこ。
 
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