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＠目白 シアター風姿花伝(2016/3/4-30 26ステージ)
http://www.fuusikaden.com/
全自由 前売4000円 当日4200円 25歳以下3000円 リピータ割-300円
脚本：長田育恵 演出：上村聡史 演奏：高橋ピエール 美術：乘峯雅寛
照明：阪口美和 音響：加藤温 衣裳：伊藤早苗 演出助手：平戸麻衣
舞台監督：清水スミカ 宣伝美術：鈴木勝（FORM） 宣伝写真：小畑雄嗣
制作：有本佳子（プリエール）、和田幸子、新居朋子
提携：シアター風姿花伝 助成：芸術文化振興基金 主催：てがみ座
出演：
半海一晃 ：アンドレイ・ミンツ
石村みか[てがみ座]：エレナ・ミンツ(詩人の娘）
亀田佳明[文学座] ：ユリウス・ミラー(アメリカから訪ねに来た男)
今泉舞[てがみ座] ：サーシャ・ミンツ(エレナの娘）
箱田暁史[てがみ座]：テニス
西田夏奈子：リーザ
岸野健太[てがみ座]：セルゲイ、兵士
福田温子[てがみ座]：オリガ、職員
みやなおこ ：ベロニカ、セダ
一部引用参照 ヨシフ・ブロツキー
「静物」[訳 沼野充義]
「われらの紀元の後一一塔」[訳 沼野充義]
「ケープゴッドの子守唄」[訳 沼野充義]
「ウラニアヘ」[訳 竹内恵子]
「Less Than one」[訳 沼野充義]
ブロツキー裁判記録[1964年7・8月号パリ発行ポーランド語月刊誌『クルトウラ』掲載]
2016/3/8(火)晴 7:00-9:03PM(2'02)前方下手 客席ほぼ満席(70人）
客層：学生、2０ｰ30才と中年層の幅広さ。男女半々。
客入れ：高低差ある6列。織り込みチラシそれなり。パンフ A4と挨拶1枚。読み物
一杯。物販。戯曲1200円 DVD2500円ほか。カーテンコール2回1分。
1ヶ月ロングラン公演。
舞台。板敷きのアパート部屋。下手に運河に面した設定の窓、レースカーテン。
脇にソファ。転じて入口上手壁際にテーブル。あちこちに酒瓶が転がり、壁は焼け
ただれ。正面から奥の部屋、冷蔵庫１。
お話。アメリカに亡命後ノーベル文学賞を受賞した、ロシアの詩人ブロッキーが
モデル。詩人は故国に娘を残し、孫娘も同居している。そこにアメリカから一人の
男が詩人の旧住所を手がかりに訪ねてくる。崩壊したソ連、その後の資本主義切替の
混乱。渦中を生きるロシア人達の有様を背景。時空を越えて現れる詩人の追想、
取り残された娘の心理を中心に描く。
ねこには見ず知らずの時代と物語も、普遍の人間ドラマとしてしっかり刻み、描き
見せ。不明と恐れでつながる同時代性もなぜにこの芝居な疑問に応えてくれ。
個性と実力の俳優達。登場人物の生きざまを見せかのごとき演技が楽しく、
充足感上々ねこ。
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