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　dracom祭典 東京公演「ソコナイ図」

　＠森下　森下スタジオ(2016/11/25-27 3ステージ)
　http://www.saison.or.jp/studio/index.html
　全自由 一般予約2800円　当日3300円　学生 予約2000円 当日2500円
　2作品鑑賞共通チケット4600円

　作・演出：筒井潤　舞台監督:浜村修司、北方こだち　音響:佐藤武紀
　照明:吉本有輝子(真昼)　照明操作:吉田一弥　翻訳･字幕操作:新井知行
　衣装:[今日の判定]清川敦子(ａtｍ)、[ソコナイ図]松田早穂
　小道具:村山裕希　演出助手:小嶋謙介　宣伝美術:三洋敏博(絡繰堂)
　制作:石塚理絵､drａｃｏｍ制作部
　公益財団法人セゾン文化財団　芸術文化振興基金おおさか創造千島財団
　主催：drａｃｏｍ
　出演：
　鎌田菜都実(妹)
　長洲仁美(姉)

　村山裕希(担当者)
　小坂浩之(執行官)
　大石英史(営業)
　大江雅子(隣人)

　2016/11/27(日)雨　7:35-9:06PM(1'30)中段下手　客席9割(40人?)
　客層：20-30才代と中年層。男女半々。
　客入れ：19:00整理券発行、15分前開場。開場時25人。雛壇に椅子4列。折り込み
　チラシそれなり。パンフ A5 3ページ。物販なし。カーテンコール1回。

　久々の東京公演、2作品交互上演。2015年初演作。
　舞台。中央付近の床に封書一面（玄関戸から投函される役所からの通知）。
　お話。年末、とあるマンション。2人の姉妹は横になったまま動かない。相続した
　土地資産の運用に失敗、多額の負債を抱え、マンションも差し押さえられ。無収入
　の中、隣家に無心するが姉は病死、妹は食べ物がなく衰弱。死に向かう状況も
　知らず、裁判所の執行官は連絡を請う手紙を投函し続ける。大阪で起きた実話に
　基づくとか。

　削がれた台詞と、滞る時間表現で生理的な感覚で訴える「餓死」。動かないにも
　関わらず、とってもドラマチック。妹の健気な内省、裁判官らの惑いら声高で
　なくとも故のない理不尽な死への憤り、悲しみをつのらせて堪らないねこ。

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