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＠新宿三丁目 SPACE雑遊(2017/12/14-12/22 13ステージ)
http://www.zatsuyu.com/
全自由(整理番号付) 一般4000円 U24（24歳以下）2000円 高校生以下1000円
＠豊橋 穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペース 11/30-12/6 6ステージ
＠小倉 北九州芸術劇場小劇場 12/9-10 2ステージ
作・演出：桑原裕子 美術：田中敏恵 照明：相良浩司（MGS） 音響：藤田赤目
衣裳：石川俊一 演出助手：友佳 舞台監督：金安凌平 イラスト：agoera
宣伝写真：伊藤華織 宣伝美術：共田慎性、中川裕樹、山本調之（株式会社エクスラージ）
制作協力：プリエール 企画制作：穂の国とよはし芸術劇場PLAT、アル☆カンパニー
出演：
平田満：窪居哲央
井上加奈子：加納路子
増子倭文江[青年座]：窪居藍子
中尾諭介：ケン一
多田香織[KAKUTA]：窪居有季
小林勝也[文学座]：石川広満
2017/12/19(火)晴 7:05-8:48PM(1'42)奥側中段 客席満員(80人）
客層:大人中心。女性7割。
客入れ:開場時30人ほど。二面客席、桟敷1、椅子5列、サイド 椅子3列。通路、7列。
折り込みチラシ厚め。パンフ オールカラー A4折り込み。物販未確認。
カーテンコール1回1分。
桑原裕子書き下ろし新作。俳優とも2世代座組にて上演。
舞台。斜に置かれた、生活感あふれるアパート居間。小さなコタツ、アラジン
ストーブ、壁際にあたる場所に低い箪笥、キャビネット。下手手前にベランダ。
上手奥から仏壇がある部屋。
お話。斜陽の地方都市、ショッピングセンター跡地で火災発生。3人家族は知り合い
を頼って避難してくる。父親がかつて憧れていた幼なじみの女性の部屋には、
年が離れた男性二人が我が家のようにいて。
微笑みの中の影、登場人物達のほの暗い部分を丹念に、しみじみとまた喜劇的に描く
心理劇。荒んでいく町、後悔だらけの人生、社会から追われた人、疲弊する心など
生きる人達の心の荒れ地がポツポツと浮かび、重なり、またすれ違う。昼メロとは
違う恋愛未満の男女3人、また女性どおしの関係性、揺れの微細をよく救い上げて
いて、面白くみるねこ。細やかも自ら再起していくラストにはほっこり。
アフタートーク 8:54-9:14PM(20）ほぼ居残り
桑原裕子、平田満、井上加奈子、増子倭文江、多田香織 司会：矢作勝義
桑原 ツアーで雑遊が最小、ぐぐっと、吐息も伝わる。六人でじっくりと思った
けど、結構忙しい。ハプニング的シーンも毎回ある。
平田。アルカンパニーは雑遊で11年。今回はおじさんばかりでなく、女性を主に
したかった。大人の女性の心の内の陰りを描ける桑原さんにお願いした。
桑原 私は出演をオファーして断られたけど。
井上 窪居さんは同期で40年間、カッコいい人。桑原さんへは女性の格好悪いところ
も書いて欲しいなと。
窪居 アルカンパニーは毎回クオリティが高くて凄いなと。日向にはいない。
匂いがするような舞台で刺激される。
多田 ツアーはまだ登っている感じ。東京はとくに反応が違う。
桑原 六人とも色気がある。井上さんは壊れた色気が野放し。窪居さんは壊したい
弱っている女の色気を。男性には寂寥感がある、あの背中を抱きたいという。
平田 桑原さんからは大きな課題をもらって。演出が細かい、よくあれだけと思う。
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