[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠恵比寿 HANA RE(2020/03/27 1ステージ)
全自由1800円
主催：CHARA DE
演出：綾門優季[キュイ]、関田育子、池田亮[ゆうめい]、長谷川優貴[クレオパトラ/
エンニュイ]
出演：ネコニスズ、太陽の小町、やさしい雨、街裏ぴんく、ピクニック
2020/03/27(金)曇 7:35-9:45PM(25/1'45)中段 客席満席(20人？)
客層：20才代男性過半数。演劇とお笑いファンが半々。
客入れ：開演15分前、外の路地に整理番号順に列をつくり、建物3Fへ移動。
受付で手と上着をアルコール消毒。2面壁がガラス張りの空間。
ミニ椅子1、丸椅子5列。配布物なし。カーテンコール1回。
構成。前半に芸人が持ちネタ、後半それに演出家4人でよってたかって演出を
つけて同じネタをもう一度やる趣向。演出時間は10分以内。
演出家の自己紹介。綾門さん、専門サイコホラー。関田さん、装置や照明を
つかわない、漫才と演劇の間。池田さん、実体験を演劇に。離婚した実の父に
でてもらったに、芸人達はびっくり、大受け。
ネコニスズ（男性コンビ)「パプリカ」が子供に人気。米津入りすぎで恐い歌唱。
演出。箱階段を上ると歌の米津度が上がっていく。つっこみの変化、戦ったり、
親和したりと、凸凹が愉快。
太陽の小町（男女コンビ）部屋におっさんが来て、床下で化石を掘っているのに
フラットな女（つる）が理解できない男（一平）。
演出：離れていく二人の心を立ち位置、移動の距離感で具現化する。つるさん固定で
一平さんが楽屋まで引っ込んでしまう。ラストは一平さんが電球を掲げながら、
つるの世界を伺う格好。体温差で笑わせる元ネタ全体がシュールで美しい幻想詩の
ように変わり、素晴らしい。
やさしい雨（男性コンビ）ベテランOLへ真剣告白の若手男性。揺れる女心丸出し。
演出：場所を居酒屋から小洒落たカフェバーに変え、マスターに一平さんを配役。
バーカウンターを作り、二人は窓向きで後ろ向き。マスター一平さんが二人の会話に
リアクションする。女装のキモさ込みだったのが、全体いい話しになり。マスターと
ＯＬの関係性が勘ぐられる面白さが追加。
街裏ぴんく(ピン)スキューバ教習体験語りと振り、思いもしないものがでてくる。
演出：照明を落とし、椅子に座り、足を組んでムーディ語り。演技派一平さんが
振りの動きを担当。「海亀」の表情が好評で、終演後にリクエストあり。
ピクニック(ピン)渋谷駅前に待ち合わせ男。歌の歌詞が出てこず、通行人に聞いたり
する。
演出：会場の外、交差点角の広場に立って、喋りはワイヤレスマイクで会場へ
中継する。お客さんは窓際に移動して、覗き見る趣向。
リアル通行人声かけ失敗。踊る大捜査線のラストみたいになる。待ち人役をぴんく、
一平で演じ、合流して会場に戻り。
芸人と演劇人が同等に共同して創り上げてて気持ちがいい現場。芸人の即応力と、
演出家の発想力がまあ凄い。何ヶ月も稽古してる演劇ってなにをやってきたのだろう
との池田さんのコメントも頷け。太陽の小町での劇的なアプローチと、新たな世界
創造が◎。楽しい企画、第2弾を希望ねこ。
[月間一覧］