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 配信・努力クラブ第14回本公演「救うか殺すかしてくれ」

 @神戸 KAVC(2021/01/22-24 5ステージ)
 全自由 一般前売3000円 当日3500円 学生前売2000円 当日2500円
 高校生以下1000円 オンデマンド視聴料(〜2/5)1000円

 作・演出:合田団地 舞台監督:長峯巧弥 舞台美術:松本謙一郎 照明:渡辺佳奈
 音響プラン:森永恭代、林実菜 イラスト:きんにく デザイン:午睡舎
 制作:築地静香 応援:若旦那家康(コトリ会議) 企画・製作:努力クラブ
 共催:神戸アートビレッジセンター(指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団)
 出演:
 浅野有紀
 大石英史
 海沼未羽
 北川啓太
 佐々木峻一
 重実紗果
 西マサト
 福井菜月
 御厨亮

 アーカイブ視聴 1時間50分

 4年振りに観る努力クラブ、配信ありがたし。
 舞台。衝立壁、パイプ椅子、布団、簡素なテーブルと安普請。
 お話。このままではオナニーして死ぬしかないとぼやく中年男(西マサト)。
 楽に死ねる薬と天の声が聞こえ。気を取り直して夢の中。女性に優しくされて
 「夢ごこち」も、時間切れ(なんのプレイか)。つい物語って会社じゃ
 からかわれ、ギャグキャラ扱い。フォローされても、本人はコンプレックスから
 苦痛/自虐。救いをもとめる彼はどうなるのでしょうか。

 独居童貞中年男の痛ましい心理を描く、シリアスコメディ。優しさに欠ける周囲と、
 可哀想転じて親切心にすがる面倒くさい中年男が織りなすドイヒー世界。
 リアルで生々しい心理描写だけど、大胆(雑)な展開、会話の妙で不思議と
 沈ませず、面白い。中年男西役の西マサトさん。抜け加減の巧さもまた功を奏した
 印象。また、ドイヒーな中、女性の台詞や会話が丁寧で繊細なのが、4年前同様
 印象に残ったねこ。

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