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＠渋谷 SPACE EDGE（2021/07/21-24 4＊2ステージ）
全自由 一般 前売3000円 当日3300円 25歳以下 前売2500円 当日2800円
高＠校生以下 前売1500円 当日1800円 プレビュー公演2000円
作：角ひろみ 演出：角ひろみ、柏木俊彦 音楽協力：鈴木光介
音響：甲斐謙一 照明：長尾裕介 制作：村上理恵
映像記録：ホシノエイジ 記録写真：おおたこうじ 宣伝美術：角ひろみ
企画制作・主催：第0楽章
出演：
中村真季子（Bチーム 佐野陽一）：母
今井美佐穂（Bチーム 村島智之）：娘
2021/07/22（木祝）晴 6:33-7:40PM（1'05）中段 客席満員（20人）
客層：20-30才代中心、女性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。雛壇に間隔をおいて3列。当日パンフ A5
3ページ。物販。上演台本。カーテンコール1回、岡山の角さんがリモート参加、
客出しまで。
2018年から3年間「中年の悲喜を見つめてつくる企画」。昨年延期となった最終作。
舞台。上下に二つの部屋設定。両袖の会場のドアを見立て流用。平台ベッドと
カーテン、床にラグ。上手（娘側）だけ段ボール箱が置かれ。
お話。上京した娘を田舎の母は案じられてならない。ADHD（注意欠如・多動症）で
引っ込み思案。どうも働いておらず、引きこもりの様子。その娘はスカスカ星の
スカスカラジオと称して、無為の日々を自作自演で発信。心配と困りごとだらけの
2人は、いつしか時空を越えて言葉を交わすようになって。
失い続ける中年の虚無を、メタフィクションのワンダーで喧しく盛って描く、
可笑しくて切なくて愛ある舞台。厳しい現実と夢の演劇、人を救いたいと思う
心ばえが映されてて、沁みるねこ。虚実混濁だけど、嘘がない、装わない。
親子の飾らないやりとりには共感、痛恨の思い新たにするとこ多々。自分に続いて
いる観劇後感あり。ともに2役健闘、中村さん、今井さん。演技に添えて、念波と
いうか、まとい発するものがあり、見入ってしまうねこ。
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