[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠国立 くにたち市民芸術小ホール(2021/10/10 1ステージ)
全指定 一般2500円 学生1000円
振付・演出・美術：田村一行 テクニカルスタッフ：阿蘇尊[大駱駝艦 ]
制作：（くにたち市民芸術小ホール）斉藤かおり、竹内恵美子、中村陽子
主催：公益財団法人 くにたち文化・スポーツ振興財団
助成：一般財団法人地域創造
出演：田村一行、塩谷智司、小田直哉 [大駱駝艦]
場面表題
一、記憶を紡ぐ
二、深さ淵より
三、青春と嘔吐
四、境界を越えて
五、破壊と再生もしくは砂遊び
六、十五の夜
七、心中には願力を
八、雑踏の風姿花伝
九、ロマンの行方
2021/10/10(日)晴 2:00-3:15PM(1'15)後方中央 客席9割(140？人)
客層：20-30才代と中年層中心に幅広く。子供連れ数組。女性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり、来場者カード記入。
当日パンフ B5 3ページ。最前Ｅ列 勾配ある9列で見易し。開場時から正面搬入口は
全開。往来、向かいのスーパーが見え。 カーテンコール2回。規制退場なし。
大駱駝艦 田村一行さんが中高時代を過ごしたという国立から構想した新作上演。
舞台。手前に丸いござ、石ころ3。後半舞台のせり機構を使用、「池」や
「奈落」等表現。
構成。搬入口開放、DAIRAKUDAKANNとロゴ書きの黒いワゴン車で乗り付け、
さきぶれの二人が劇場入り、舞台をうろうろ確認。床にござの道を設え、後部座席
から買い物袋を被せられた、朱色衣裳の男を導き入れ。袋を取られて困惑、
やがて丸ござに座す田村。両脇の台上には上半身裸の彫像な二人が仁王然。
やがてほぐれて夢中の景色。懐かしいものに囲まれる、荒れ模様に逃げ惑う、
金魚と戯れ（島を残して周囲をせり下げて「池」を二匹回遊）、手品に掛かって
消失、ラストは軽快なフレンチポップが流れる中、3人奈落へ消え（せり下がり）。
田村一行の時空間をゆったりと楽しむねこ。まず、日常から非日常へ導かれる、
ライブ感ある導入がいい。せり機構の意外性も。共演の2人は影、景色となり、
また学生服ら分身かという、豊かでいい絵面を都度つくり。記憶と幻想が混じる中、
日常が現れるのが面白く。恐れと不安がどこかにあって、どこか繋がる親しみを
感じさせ。ずっとこのまま見ていたくなったねこ。
[月間一覧］