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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2022/03/03-06 6ステージ）
全自由 一般 早割2000円 前売2500円 当日3000円
25歳以下 早割なし 前売1000円 当日1500円 ギフトチケット2500円
＠京都 THEATRE E9 KYOTO 2021/12/24-26
＠宮崎 三股町立文化会館ホール 3/12-13 3ステージ
原案・作・演出：柳沼昭徳
原案：落合晶子、後白早智子、坂田光平、中島由美子、藤井友紀、森岡梨乃、
山田めい 音楽製作：山崎昭典 舞台監督：北方こだち 照明：渡辺佳奈
音響：佐々木恭平 演出助手：藤井友紀 宣伝美術製作：モリナガ・ヨウ
宣伝美術デザイン：橋本純司 記録写真：井上嘉和 制作：岩﨑きえ 富田明日香
主催：一般社団法人 舞台芸術制作室無色透明、烏丸ストロークロック
提携：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 助成：芸術文化振興基金
出演：
東圭香：栗原チエ子
澤雅展：チエ子の介護士
坂田光平：チエ子の夫ほか
深海哲哉：チエ子の叔父後養父ほか
小林冴季子：チエ子の実家近所で働く在日朝鮮人女性ほか
高山力造：語り部の会・司会者ほか
福井菜月：チエ子の実家近所で働く理容師ほか
松陰未羽：戦争孤児ほか
山田めい：語り部の会・登壇者ほか
2022/03/05(土)晴 6:02-8:05PM(2'03)最前方より 客席9割(40人)
客層：2世代、男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、連絡先カード記入。椅子席4列。当日パンフ
A4 2枚。引用につき詳細記載。カーテンコール2回後規制退場。
2019年「五色劇場」初演作。
舞台。横幅いっぱいの黒板、手前にテキストを置いて譜面台。黒板上に黒色の街の
ジオラマ。
お話。広島平和記念公園はかつて中島地区と呼ばれた繁華街だった。生まれ育った
栗原チエ子は介護士と散歩の道すがら、あの頃の「日常」を想い起こしていく。
ガツンとくる作品。歴史に埋もれた大きな小事、失われた日常。生き残った負い目を
抱くチエ子の語ることがなかった言葉、生きた日々の人々の声を複数俳優が演じる
ポリフォニー。細やかで血が通い、気迫がこもったアンサンブルが痛く、悲しく、
暖かくて素晴らしい。大それた話しでなく、根源的な人間の苦しみと願いを辿って
いくとの大切さが沁み。核戦争を恐れるまさかの時事が重なり。「平和」がそれぞれ
で異なる、数学の公式のように疑いのない答えが得られていない悲劇がまざまざと
思われて、胸ふるえるねこ。
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