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 佐藤佐吉演劇祭2022 劇団短距離男道ミサイル37発目「Ultimate Fancy Ojisan」

 @王子 王子小劇場(2022/03/31-04/03 6ステージ)
 全指定 一般前売3900円 学生前売2900円 18歳以下前売1000円
 VIP前売 5900円(最前列センターブロック確約・特典付)
 即イキ割 -300円 シニア割(60歳以上)-300円 トライアングル割(3人1組)-300円
  @仙台 せんだい演劇工房10-BOX 4/6-10 7ステージ

 作・演出:本田椋 コンセプトデザイン:三澤一弥 舞台美術:松浦良樹
 照明:神ア祐輝 音響:中田里司 音響操作:山口裕次 小道具:橋舞
 舞台監督:浦本佳亮 荒木美優 収録:佐々瞬 アンダースタディ:齋藤拓海
 イラスト:あらすけ 広報:タムラミキ 制作:赤羽ひろみ
 企画・製作:劇団 短距離男道ミサイル
 出演:
 ・星野家の人々
 松崎太郎:星野せんいち(父)
 丸山港都[劇団 東京夜光]:星野まみ(母)
 武長慧介:星野勉太(兄)
 山渾和幸:星野あい(妹)
 武者匠 :星野タマ(猫)

 ・悪の宇宙人達
 原西忠佑:黒羽〈ザ・ブラックウィング〉
 本田椋 :笹蒲田まりん
 武者匠 :タマ・タマサブロウ

 2022/04/03(日)雨 3:05-4:56PM(1'41)中段上手 客席9割(45人)
 客層:20-30才代中心、シニア層ちらほら。男性過半数。
 客入れ:指定席、雛壇にパイプ椅子4列。客入れ時にスタッフ含めて、一芸披露など
 口と身体でお持てなし。当日パンフ A4 1枚。物販。Tシャツ、パンフ、ステッカー等。 
 カーテンコール2回、TWICE「FANCY」♪も2回披露。またかと聞いて退席するシニア数人。

 3年振り東京公演。
 舞台。黒塗り2階建て。床は光沢リノリウム、客席側に煌めき素材で渚の見立て。
 お話。夜の海、彼方にUFOを目撃後覚醒。家族こぞって宇宙人として地球人との
 融和を願う日々。そんな彼らの前に滅びの美学を信奉する宇宙人達が立ちはだかる。
 どうなってしまうのでしょうか。

 ユニークで楽しくも重く胸迫る、震災演劇の一つの形。絶望の先、再起と消滅の間で
 揺れる人の葛藤を描く。ほとんどを大いに遊ぶ体、二頭身と八頭身キャラの間で
 目まぐるしく、お下劣と呑気、ファンシーと耽美と振り幅が凄くて戸惑い。
 優しさと愛故と知られて、ほっこりもさせられ。そんな「Ultimate Fancy」の訳を
 知れば、切なくて堪らないけど、荒くて不器用な構成展開にはうーん、どうにか
 ならないのかと思ってしまうねこ。現実にもどうにもならないことはあるし、巧く
 装ってしまわないのには好感を抱くのだけど。

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