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＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール（2022/07/28-31 4ステージ）
全指定 S席7000円 A席5000円 U-25* S席3500円 A席2000円
メンバーズ S席 6300円 A席4500円
＠京都 ロームシアター京都 サウスホール 8/10-11
コンセプト･ヴィジュアル･演出:ディミトリス･パパイオアヌー
音楽:Ａ.ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲変口長調RV583 II Andante
舞台美術:ティナ･ジョカ､ルカ･バカス 音響製作･デザイン:コティ･K.
衣裳デザイン:アングロス･メンディス
照明デザイン･コラボレーター:ステファノス･ドルシオティス
音楽監督:ステファノス･ドルシオティス
彫刻･特殊小道具製作:ネクタリオス･ディオニサトス
機構創案:ディミトリス･コレス
主催：彩の国さいたま芸術劇場（公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団）
出演:
ダミアーノ･オッタビオ･ビギ､シュカ･ホルン､ヤン･メルマー、
ブレアンナ･オマラ､ティナ･パパニコラウ､ウカシュ･シュタルスキ、
クリストス･ストリノプロス､ミハリス･テオファヌス
2022/07/28(木)雷雨 7:07-8:50PM(1'41)最前方中央 客席1Fほぼ満員(550人)
客層：3世代、幅広く、男女半々。
客入れ：1Fロビーで写真展開催中。感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。
最前B列。当日パンフ A5冊子。カーテンコール4回、スタオベ。終演後は写真撮影
ＯＫの模様。規制退場あり(訂正)。
コロナ禍で中止を経ての3年振り公演・最新作。
舞台。オフホワイトの壁一杯、上手同色ドアと踏み台、上手上に明滅する蛍光灯1。
床面を底上げ、最前方席だと足下が見えず、ラストの景観が判らないのが哀しい
ところ。牛の舌、赤ん坊の手先とか、ディテールが鮮明なのは最高なのだけど。
構成。修繕、復旧でのガテン系の影法師とスーツハンサム達の奮闘。黒い牛を御する
者達と生まれ出ずる神話めく出来事。日用道具と融合せんとする奇態。浴びる人、
女体盛りめき、絡む人、多数で1人、あるいはピンで存在感を示す人。など目白押し。
狂気の沙汰が延々、無機に突発する有機らパンチが効いた絵面に目が点になるねこ。
バブリイな頃のフェスティバルトーキョー5年分位、尖ったヨーロッパ演劇を観た！な
満腹感。アート秘宝館、シュールとエロティックな前半と、グロテスクと神聖な後半
終盤はもう圧倒、ただもう見入ってしまうねこ。趣も芸術性とやらも違うけど、
酉の市から見せ物小屋がなくなった淋しさが満たされた心地がしたり。創造と破壊の
狭間で、健気懸命に生きていく人間達の美しさを目の辺りにした思いもあり。
あれこれ沸いてくる、刺激的な公演。ラストの景観をちゃんと見て取ることを含めて
もう一度観たいねこ。