[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。)

 東京芸術祭2022 野外劇「嵐が丘」

 @池袋 池袋西口公園野外劇場GLOBAL RING THEATRE(2022/10/17-26 9ステージ)
 全自由 ファーストエリア500円 エンドエリア100円 
 桟敷席 ファーストエリア500円 桟敷席 エンドエリア100円

 作:エミリー・ブロンテ 演出:小野寺修二[カンパニーデラシネラ]
 訳:小野寺健「嵐が丘(上)(下)」/光文社古典新訳文庫
 テキスト協力:小里 清 演出補:藤田桃子 照明:阿部康子 音響:池田野歩
 美術:杉山 至 衣裳:駒井友美子 演出助手:和田沙緒理 舞台監督:鈴木章友
 技術監督:橋本加奈子
 主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、
 公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、
 東京都〕 助成:令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
 協賛:アサヒグループジャパン株式会社
 出演:
 王下貴司:ヒースクリフ
 片桐はいり:ヒースクリフ(スピーカー)ほか
 辻田 暁:キャサリン
 斉藤 悠:エドガー
 崎山莉奈:キャシー
 鄭 亜美[青年団ハイバイ]:キャサリン(スピーカー)、キャシー(スピーカー)
 富岡晃一郎[阿佐ヶ谷スパイダースベッド&メイキングス]:ロックウッド
 中村早香[アマヤドリ]:ネリー
 久保佳絵[Von.noズ]
 崎山莉奈
 菅波琴音
 竹内 蓮[劇団スポーツ]
 丹野武蔵
 西山斗真
 塙 睦美[モモンガコンプレックス]
 宮下今日子

 2022/10/25(火)晴 5:00-6:10PM(70)劇場側中央 客席満員(200人)
 客層:2世代とりどり、男女半々。
 客入れ:4ブロック、色分けリストバンドもらい。先着整列して入場、開場時40人ほど
 感染対策。検温、手指消毒。希望者へレインコート配付。桟敷1、雛壇に椅子2列。
 正面は劇場を背にカフェ方向。
 開演10分前から、はいりさんが現れ。嵐が丘♪・ケイトブッシュの難曲を皮切りに
 外周を歌い巡り。途中、小野寺さん登壇して諸注意。着られるものは全部と防寒
 願い。当日パンフ A4 7ページ、諸注意1枚。カーテンコール2回。

 舞台。360度円形ステージ。四方から持ちこみ、去来式。
 お話。寒風吹きすさぶヨークシャーの屋敷。拾われっこヒースクリフは虐待を受けな
 がら、お嬢様キャサリンに焦がれて止まず。キャサリンの結婚話で絶望の底へと。
 屋敷を去った後、莫大な富を得、復讐を胸に戻ってきて。

 早わかり大河ドラマ、ダイジェストで筋を追うけど、眼目は心理心情描写。キャラの
 ストレス、揺れをムーバー、スピーカーの分離で、組んでは分散する窓など流転の
 ステージングに映し。憎悪、恐れ、不安、暴力の言葉にならないものを、モブダンス
 ら身体で一層。全体ダイナミック、表現豊かな舞台となった感。はいりさんは荒くれ
 、おかしみともいい味だし。公園の酔っ払いも演じ、疎外された者を重ねて、今に
 繋げ。鄭さん、フルスペックのヴォイスパフォーマンス。ぐっと迫るものあり、堪能。
 クール・宮下さんとの対立も見(聞き)ごたえあり。

[月間一覧