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＠中野富士見町 ニュー・サンナイ（2024/09/25-29 6ステージ)
全自由 3000円+1ドリンク代
作：いのうえひさし
出演：大谷亮介 作曲・演奏：吉本匡孝 歌唱指導：ちえぞう(原田千栄)
プロンプ等：草野徹
2024/09/29(日)曇 2:03-4:15PM(64/休12/49)最前方 客席満員(30人？)
客層：大人中心 女性8割。
客入れ：感染対策 特段無し。開場時7，8人。縦置きのテーブル3，4、横置きの2と
とりどり。テーブル大きくて通路狭し。働くスタッフ潤沢。当日パンフ無し。
物販。Tシャツ2700円 手焼きサントラCD2500円。吉本さんの前説。カーテンコール1回
トーク7分。いのうえひさし、別役実、特にと斎藤憐の名を上げ、70才になってその
作品をきちんと上演したいと。今回は準備に3年掛かっているとか。後編は来年中に
行いとのこと。是非！。
みんな大好きなベテラン（祝古希）俳優・大谷亮介と作曲家・ギタリストの吉本匡孝
のユニット第一弾。猥雑/エネルギッシュな30才代いのうえひさし戯曲を採り上げ。
舞台。マイクとＰＡ、椅子のみ。衣装もなく、シャツとスラックス、小道具は盲人用
杖位。
お話。肝っ玉と執着で盲人から最高位・検校まで這い上がった若き二代目藪原検校の
一代記。今回は田舎を出奔、江戸・日本橋に着いたところまで。
残酷な境遇、反逆の蛮行・ピカレスクな行状にあがる一幕、その曲者な登場人物達を
１人芝居でやるという。ジャイアンに太いのは声だけじゃない、演技も骨太な
大谷さんが見事に演じきってスゴい。だけでなく楽しい（本人達も実に楽しそう。）
持ち前の愛嬌をまぶし、吉本さんのブルースロック(歌詞は原作）な節回しの劇伴と
歌唱ともユーモアを欠かさず。台本12ページの奥浄瑠璃パロな杉の市の早物語は
ノリノリだし。いのうえひさし上演の理想形は言い過ぎじゃないと思うねこ。
後半、草野さんのプロンプが一部入ったけど、ほぼ台詞が入っているには驚き。
こまつ座等舞台の本作上演を見たことなく、あえて情報を入れず、つくったという
吉本オリジナル劇伴も快調しごく。後編が待ち遠しいねこ。
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