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＠王子 王子小劇場(2024/11/13-17 8ステージ）
全自由 予約3800円 当日券4000円 団体応援チケット（特典ZINE付）6000円
学割3000円 高校生以下1000円
作・演出：井上瑠菜 舞台監督：水澤桃花（箱馬研究所） 照明：緒方稔記（黒猿）
音楽：Kijibato、Yusho Sunagawa 音響：堀江潤 舞台美術：里森恵
衣装：村上愛梨 小道具：小林桃香 配信映像：北林佑基（世田谷センスマンズ）
制作・宣伝美術：月館森 制作協力：清水瑞希
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・
ステージ応援助成】 企画製作 ：露と枕
露と枕 Vol.9「橘に鶯」
＠王子 王子小劇場(2024/11/13-17 8ステージ）
全自由 予約3800円 当日券4000円 団体応援チケット（特典ZINE付）6000円
学割3000円 高校生以下1000円
作・演出：井上瑠菜 舞台監督：水澤桃花（箱馬研究所） 照明：緒方稔記（黒猿）
音楽：Kijibato、Yusho Sunagawa 音響：堀江潤 舞台美術：里森恵
衣装：村上愛梨 小道具：小林桃香 配信映像：北林佑基（世田谷センスマンズ）
制作・宣伝美術：月館森 制作協力：清水瑞希
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・
ステージ応援助成】 企画製作 ：露と枕
出演：
林桃香[露と枕]：田路かなめ（とうじかなめ 「久視の白粉」・田路家20代目）
前田隆成[ハコボレ]：田路春告（とうじはるつぐ その夫 新商品開発チーム）
大沼百合子[J.CLIP]：トキ（田路家18代目・故 田路みこと友人）
喜田裕也[はちどり空港]：浅黄 経（あさぎおさむ 居酒屋店主 町おこしPJリーダー)
成瀬志帆：浅黄奈々子（あさぎななこ その妻 かなめを崇拝）
村上愛梨[露と枕]：諫山幸梅（いさやまこうめ 新商品開発チーム）
大塚由祈子[アマヤドリ]：詠田明日歌（ながたあすか「久視の白粉」従業員）
島田雅之[かはづ書屋/studio4093]：花見川拓海（はなみがわたくみ 詠田の同僚）
山口快士：谷淵豆（たにぶちわたる 市の文化振興会）
曽根大雅[東のボルゾイ]：桑平実（くわひら みのる 市の文化振興会 谷の部下）
2024/11/15(金)曇 7:03-8:59PM(1'56)前方下手 客席ほぼ満員(50人）
客層：2世代 20-30才代中心 男性過半数。
客入れ：感染対策 換気以外特段なし。劇場への通路改段壁に個別コメント付きで折り
込みチラシ掲示。制作の演劇ラブ！。各種カード決済可能。整理券配布、ロビー待機
開場時10人ほど。雛壇にパイプ椅子5，6列。主宰の空席誘導あり。当日パンフ。
A5 3ページ。写真付き相関図付き、事前確認が吉。物販。パンフ、上演台本、サントラ
CD いずれも1000円、ほかステッカー、Tシャツ、サコッシュ等。開演中を除き、
舞台美術の撮影可能。カーテンコール1回で即告知、再度拍手。
1年7ヶ月ぶり本公演とか。以前から気になっていた劇団、今回初見。
舞台。太い時代が付いた柱、両階段から壁一面の文書棚、中央に文机1。下がって
中央に白いテーブルと丸椅子4。
お話。「久視の白粉(おしろい）」で知られる、300年続く老舗化粧品店。先々代の
追悼会と遺志の新製品発表が目前。20代目現当主は代々の記憶を引き継ぐ特別な存在
「おぐし」様である身を顧み、広く世間と先に歩み出そうとしていた。しかし、伝統を
守るためのしがらみ、それは開発の妨げともなっていたが、変革の志は思うに任せない。
さらに先々代の黒い噂が流布されてきて…。
特異な背景も普遍の自分探し、私と大事に思うあなたとが再び向かい合う物語。ほろり
涙するねこ。出来事そのものより、揺れる人のさまとその心情を細やかに描いてゆく。
登場人物すべての解像度を上げてて、よく見てとれるので素敵に沁み。説明的ではない
ので、観客の想像力がいるけど、それもまたお楽しみ。自由人・トキとかなめの交流は
生と死が一繋がりであることを気づかせて、勇気づけられる思いがするねこ。
300年が数字でなく、一個の積み重ねであることを絵面で見せる舞台美術が素敵。
場転がシームレス、2か所での見立てを明かり1つで見せて巧し。
役者。かなめ役・林桃香さん。言葉なくとも交わす眼差し、その行方のインター
プレイが巧し。その夫役・田路春告さん、いい声。トキ役・大沼百合子さん。ロック
してる大人の存在感が。
