＠下北沢 ザ・スズナリ(2016/5/3-8 9ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari2.html
全自由 一般予約3000円 当日3500円 学生予約2000円 当日2300円
＠青森 渡辺源四郎商店しんまち本店２階稽古場 5/15-22 9ステージ
作・演出:畑澤聖悟 ドラマターグ・演出助手：工藤千夏 音響：藤平美保子
照明：中島俊嗣 舞台美術・宣伝美術造形：山下昇平 舞台監督：中西隆雄
宣伝美術：工藤規雄、渡辺佳奈子 プロデュース：佐藤誠
制作補：秋庭里美、佐藤宏之、夏井澪菜、吉田唯、山上由美子、音喜多咲子、
松野えりか、末安寛子 助成：独立行政法人日本芸術文化振興会
主催：渡辺源四郎商店、なべげんわーく合同会社
企画制作：なべげんわーく合同会社
出演
三上晴佳：ハツコ(ムラの獣医・タロウの助手でタロウの息子・マサフミの嫁)
夏井澪菜：ツグミ（ハツコの妹。知的障害を持つ。）
工藤良平：ショウスケ（ムラの住人。一度、徴兵されたが、負傷して戻ってきた。)
長谷川等[浪岡演劇研究会]：タロウ(ムラの獣医。）
柾谷伸夫[演劇集団ごめ企画]（田中耕一＠青森)：ヤシマ(退役軍人。タロウの幼馴染。）
齋藤綾子：アグリ（ムラの住人。二人の息子（ミチオとヒデアキ）を前の戦争で亡＜している。）
佐藤宏之(野倉匡泰)：ヨコタ(山の向こうの町にある大学病院の研究医。)
我満望美：アカネ(ムラのタロウの家に疎開していた一家の長女・キヌエの同級生)
鈴木シロー[A.C.O.A.]：マチに空襲を行った敵軍爆撃機の搭乗員。
我満望美：マリア(アカネの孫。）
2016/05/05(木祝)快晴 12:01-1:22PM(1'20)最前方 客席9割?(60人？)
客層：大人中心、学生も結構。男女半々。
客入れ：開場時数人。雛壇に7列。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ。
次回公演 11-1月工藤千夏作演出作品 3都市ツアー。物販。台本売っていたかな?。
カーテンコール1回＋主宰あいさつ 1分。
青森大空襲、町の記憶をとどめんとするところからの新作。演劇部生徒の取材を
もとにしたとか。
舞台。崩落した壁が床に散乱、柱だけが残った体。柱はいずれも民家配剤を流用した
よう。中央柱に鬼（米兵捕虜役）が縛られ。左右に柱列、神社な紙垂しだが下げられ。
下には焼け焦げた衣服がたくさん。
お話。大空襲の夜、山鹿の里へ敵爆撃機が墜落。生き延びたパイロットは村人に
つかまる。敵兵＝鬼へ復讐の怒りにかられるもの、国際法と人道にもとり理性的な
ものなど殊遇を巡って対立。内輪の邪心、悪心をも呼び覚まし、惨劇を招いてしまう。
奇抜な設定、趣向で物語ることが多いなべげんだけど、今回はとってもリアル。
村人、家族の暗部を赤裸々に傷ましく掘り下げ。青森の方言はむろん、今回人生
ベテランな3人：齋藤綾子、長谷川等、柾谷伸夫が一層のリアルな人生、生活感を
添えて味わい。終盤、愚かな人間達をあざ笑うかのように鬼が高笑。高強度の衝撃を
残し。この後、未来で再び空襲のシーンはなくてもと思うほどねこ。
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