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＠下北沢・OFF･OFFシアター (1998/4/7-12 8ステージ)
全自由 前売り2500 当日2800
作・演出：米田まゆみ 出演：ほさかえま、竹井亮介、早川知里、谷口朋子、
松本貴史、滝山雪絵(ALBATROSS)、岡山はじめ（ラッパ屋）
1998/4/11(土)晴れ 7:00-8:10pm 前方から 客席満員(60人)
客層：20才代中心。女性過半数。客入れ：受精スタッフ中心。劇中の小物アクセサ
リーを終演後販売あり。パンフが舞台にあやかった図書カード式（６枚）。
初見。米田さんは、プラチナペイパーズで堤泰之氏の演出助手をされてる方。
舞台。ちいさな図書館、閲覧室。書架が下手〜上手壁沿いに裏表１１ヶ。実際に本
が沢山、番号シールがみんなついてて、裏方大変。中央に低い島型テーブルと児童
用椅子。下手奥のカーテンが掛かった窓際に児童用机。上手奥の出入り口からは書
架ごしに部屋が見通せ、劇中で「のぞき」演出。
お話。言い出せなかったり、はっきりしてたりなとりどりの片思い。周囲にはばれ
ばれ、謎だったりの駆け引き詮索な相関関係。を静かにしなきゃいけない図書館を
舞台にやっぱり黙っていられない展開で描く。暗転なし、照明展開なしのリアルタ
イム一幕。
面白い。煮え切らない関係に好奇心とくすくす笑い。好きな人にきっぱり言い出せ
ず、好きじゃない人からの思いに△だけどまんざらでもない。なんか嫌な人達なん
だけど、頷ける内向さが日本人してて、共感ねこ。台詞は断片なとこ所々ありな口
べたもの。その言い回しや視線、仕草を微妙に細かく演出、役者も巧みに表現、語
らずとも心情が伺えて○。キャラや関係が多い？と思えど、１時間強と足りないく
らいの程良さでまとめたのは○。
役者。とっても自然体。ことさらに劇しない今時。２人？の男に思いを掛けられる
司書役、ほさかさん。きりりと張りと落ち着いたさま○。なんかよくわからないと
こが、なんかわかる片思い男役、竹井さん。表情がよくわからないのが役にあって
る？か。その男に思いを掛け、結構積極的に駆け引きしちゃう女性役、滝山さん。
よく動く表情、いたずらっぽい瞳が○。ゲスト、誰を好きなんだか謎、実はシスコ
ン？な30男役、岡山さん。ちょっととぼけた演技でいつも通り。