小倉港岸 地図上は住宅展示場 近場でも劇場があると思われず(で案内人立ち)
＠北九州・小倉 スミックスホールESTA(2006/11/23-25 3ステージ)
http://www.kicpac.org/culcul/esta.htm
全自由 前売一般2000円 学生（大学・専門学校以下）1500円
高校生オトモダチチケット（3名様まで有効）3000円 当日一般・学生共2500円
作・演出：大塚恵美子
舞台監督：時佐勝 音響：山本祥子 照明デザイン：時佐勝 小道具：近藤紀子
印刷物デザイン：STUDIO GOBLIN 制作：
出演：
浅野かさね ：スギムラ
守田慎之介[演劇関係いすと校舎]：ナカバヤシ（スギムラの婚約者）
原唯 ：サコタ（ブライダル・プランナー）
平林拓也[演劇関係いすと校舎] ：マキノ（婚約者を待っている男）
2006/11/25(土)晴 2:04-3:34PM(1'29) 前方上手 客席7割(70？人)
客層：20-30歳代最多に老若男女幅広く。お友達、家族関係が半数？。
客入れ：整理券なし、ぽちぽちと埋まる客席。雛壇に8列、千鳥配置と高めの舞台
で見やすく。折り込みチラシそれなり、演劇祭関係はホチキス止め。アンケートは
鉛筆付きで親切。折り込みパンフA6 3ページ。物販なし。 カーテンコール1回1分。
結成20年という息の長い活動を行っている地元劇団。記憶にないほどに久々、
12年ぶりにみたねこ。
舞台。ブライダルプランナーの事務所ラウンジ。上手に入口、下手に給湯所らがある
設定。中央に布クロスが懸かったホワイトオークのテーブルに椅子４。カップルの
天使人形、ノートパソコン、電話。入口にメッセージカードをつけた案内ボード、
下手に丸テーブルと椅子１。小さなブーケ。
お話。友人通し合同結婚式を挙げようと、これも旧知のプランナーと計画を練る
カップル。暴走気味の新郎について行けない、というか沈着ぎみの新婦。2人一緒が
希望の新郎はとまどい鼻白んでしまう。もう一組のカップルは新郎だけが現れ、
不安顔。新婦は移り気な元不思議少女、そして彼女から「ごめんなさい」メールが。
これって破局！？。
2人で一緒したい男の恋人は、この世の悲しみを負ったよな不思議な男とかつて共同
生活。彼から「なくしても悲しくならない心」をもらったかもで、口癖は「大丈夫」
もう一組の失踪した新婦は、古い自分にさよならするよで誕生日が悲しいといい、
当て所なく好きなモノや人をもとめて浮き名草な経緯。対する男どもは呆然と情け
無い。求めながら、離れ続けていく男女の喪失の悲しみを巡る、静かなドタバタ。
人の危うさ脆さを描き、包容する心ある大人芝居。日常の兆し、様々の胸騒ぎを
重ねながら、薄ボンヤリとしながら確かな喪失感を浮かばせる。別の女に先を越され
恋人の手に渡るティッシュ、にべもなく不味いと言われた冷めた肉まん（変な例
だけど）とか。些細な、でも日常の大きな出来事と感情の揺れを丁寧に描いて、観客
の共感を呼び。ありげに強い筆致で物語り、感動を装い、安易な希望を与えること
なく、観客それぞれの胸に物語をストンと落とす。てらいのない正直さで描かれた、
弱く時に醜い人のありのままの姿。そこには包容力と愛のある視点を感じさせて、
大人ですねえと、地味もしみじみするねこ。
小倉港岸 地図上は住宅展示場 近場でも劇場があると思われず(で案内人立ち)
昼食は湖月堂 喫茶去 定番過ぎな松花堂弁当 1260円
で、白玉ぜんざいハーフ 底に寒天 280円
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