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＠横浜 STスポット（2021/02/05-09 8ステージ）
全自由 一般3000円 TPAMプロフェッショナル2500円 U30 2500円 当日3500円ｓ
作・演出・音響：中村大地 衣装：佐藤立樹
英語字幕：寺田凜（合同会社syuz’gen） 制作：河野遥（ヌトミック）
配信：本藤太郎 絵：奥誠之 WEB：渡邉時生 提携：STスポット
主催：屋根裏ハイツ 助成：アーツコミッション・ヨコハマ
出演:
瀧腰教寛：沢崎（団地居住者。50代後半。認知的な疾患があり要介護だが独居。
障害年金で暮らしており、行政の紹介で移り住んできた。）
和田華子[青年団]：清水（団地居住者。 30代後半。遠藤さんの隣に暮らしている。
村岡佳奈[屋根裏ハイツ]：高知（施設職員。 20代なかごろ。）
村上京央子[コメディアス]：日高（居住者。 60代。若い頃から団地に暮らしている。）
宮川紗絵（遠隔出演）：久保田（ケイさんの友人。）
舞台に登場しない人物
遠藤 居住者。寝たきりで介護を必要としている。
遠藤ケイ 遠藤の子ども。ケイさんと呼ばれる。２日前から行方不明。
間宮 職員。高知の先輩。
大野 施設長。
まいさん 清水のパートナー。
ニッシー 沢崎の昔の友人。既に亡くなっている。
2021/02/07(日)晴 6:05-7:38PM(1'33)前方より 客席満員(15人)
客層：20-30才代中心、あと中年層。男性8割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、1席空け。雛壇4段にパイプ椅子。通常舞台の
奥側に客席設置し、入口ドアを借景装置として活用。出入りのたび固定し、外気換気
に一石二鳥。構造上、途中入場は不可。折り込みパンフ A4両面。物販。上演台本ら。
カーテンコール1回。
加害シリーズ最新とか。
舞台。白木の調度、2人掛けソファとテーブル。丸椅子がいくつか。上手にリアル
入口ドア。下手奥が給湯室設定。
お話。遠くない未来。僻地の団地内には老人介護施設が併設、団地入居者から流れで
入所する人多し。その日、親を介護してきた女性が失踪、替わり病院に移送するのに
施設関係者は一騒動。一段落した昼時の集会所。健忘症の入居者と職員は、談笑して
いたのだが。
来るべき介護社会と、その日常でのありようを柔らかく描いてく。ボケてズレていく
被介護者、ストレス受けても与えてもやむなし、あるいは逃げ出す介護者。忍び寄る
管理の暗雲。そこにある悪意のない加害、なんとなくの選択あるいは無意識の同調で
世の中が変わってしまう恐れを浮かばせていく。同時、自由で寛容な精神、社会通念
の希求も感じさせる舞台。落語の長屋の大らかさがあれば、生きやすくなるだろうに
とも、思ったりするねこ。リアルな日常会話並の静かな演劇。視線や手先の何気ない
動きが細やかでいい。
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