＠日本大通り KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ(2022/1/28-30 3ステージ)
全自由 一般5000円 U24チケット(24歳以下)3000円
シルバー割引(満65歳以上)4000円 当日各500円増し
演出・振付：山田うん 音楽：イーゴリ・ストラヴィンスキー
空間美術・ドローイング：光嶋裕介 照明：藤田雅彦（株式会社金沢舞台）
衣装：飛田正浩（spoken words project） 舞台監督：原口佳子（モリブデン）
制作：KiKi inc. 、上原聴子 提携：KAAT神奈川芸術劇場
主催・製作：一般社団法人Co.山田うん 助成：文化庁文化芸術振興費補助金(舞台
芸術創造活動活性化事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
1「５本の指で」（1921年）
ピアノ：高橋悠治
ダンス：仁田晶凱、長谷川暢、望月寛斗、山崎眞結、山根海音、
2「ピアノソナタ」（1924年）
ピアノ：高橋悠治
ダンス：1楽章 飯森沙百合、田中朝子
2楽章 西山友貴、山口将太朗
3楽章 木原浩太 黒田勇
休憩15分
3「春の祭典」（1913年）35分
ピアノ：高橋悠治 青柳いづみこ
ダンス：山田うん
2022/01/28(金)晴 7:04-8:18PM(22/休15/35)中段上手 客席ほぼ満員(200人)
客層：20-30才代中心に3世代、女性7割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。最前B列。当日パンフ A4 1枚。
物販。トートバッグ、関連書籍など。カーテンコール1回後規制退場。
舞台。下手にグランドピアノ。丸板を組んだオブジェ3、吊られたの1。
「５本の指で」10分弱の短編8パート。変調が少なくて親しみやすく弾むメロディ。
体操めいてみえたりのくっきりした動き、やや複雑になる音楽に合わせてとりどりの
動きに展開。オブジェを運んで組み替えたりもし。ダンサー衣装は白地に緑のそれ
ぞれ違う矩形があしらわれ。シンプルな曲調に高橋悠治のクリアな音が映えて◎。
「ピアノソナタ」10分強の短編3パート。1楽章 バロック音楽っぽい。時折時間差を
付けたりのユニゾン。2楽章 一転ロマンティック。曲調もあって内省的な佇まい。
交わらずも視線は向けあい、二羽の鳥のように走る。3楽章。コンタクト、しだい
躍動感増し。
「春の祭典」ピアノ連弾版。序奏は闇、しばし演奏が続いて後山田が現れ、佇み。
溶明、ゆるやかに動きだし、次第ほどけ、「私」が拡がっていくように舞台全面に
渡り、駆けて舞い。手を上げたり儀式めき。床面へアプローチ。激しくロール、
立ち止まった間に感情の動きが見て取れるよう。姿を消し、宙のオブジェだけが
浮かび。前半は赤黒ら激しい衣装、着替えて後半は上下黒白と慎ましく。恐れを
感じさせる動きを交えて。
とても粒立ちの良い音楽、演奏、ダンス、ダンサー。前半は小気味よい幾何学めいた
動きがとりどりに楽しめ。春の祭典は動きに加えて、濃いドラマ性も感じさせて、
味わいあり。高橋悠治さんのクリアな音に心酔。春の祭典の低音部にぞくぞく、
青柳いづみこさん、力強さで迫り。
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