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 山崎広太 劇場プロジェクト2022「机の一尺下から陰がしのび寄ること」

 @新高島 BankART Station(2022/12/28-30 3ステージ)
 全自由 一般4000円 学生3000円

 振付:山崎広太
 演奏:大谷能生 楽曲使用:永井健太 菅谷昌弘 美術:山村俊雄 照明:岩品武顕
 衣装:GAZAA さとうみち代、山崎広太 音響:齊藤梅生 舞台監督:河内崇
 演出補佐:西村未奈 宣伝デザイン:鈴木成一デザイン室 記録写真:前澤秀人
 記録映像:鈴木雅晴 制作:霜村和子  協力:岩中可南子、くわはらよしこ、
 宮脇有紀 協賛:蟻鱒鳶ル、KASH、古代楼、山崎理容所
 助成:文化庁 「ARTS for the future! 2」 補助対象事業
 レジデンス協力:Dance Base Yokohama 主催:一般社団法人ボディアーツラボラトリー
 出演:穴山香菜、岩渕貞太、小暮香帆、鶴家一仁、西村未奈、宮脇有紀、
 山野邉明香、山崎広太

 2022/12/28(水)晴 7:31-8:55PM(1'23)前方上手 客席ほぼ満員(80人)
 客層:2世代、20-30才代とベテラン。女性過半数。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒。開場するまでトイレ使用不可、駅舎内のトイレ
 を借りる形。受け付けて聖林番号付きチケットもらい。開演10分前開場。桟敷1
 丸椅子1、パイプ椅子3列。床ダンス多いので、前方が○。当日パンフ A5 3ページ。
 カーテンコール2回。

 舞台。両袖に白ペンキが逆巻くペイント壁。
 構成。西村さんが公演の老女を物語ながらソロ、岩渕さん(出ずっぱり)と奥に
 広太さんが床で蠢き。次いで、モノトーンのグラディエーション衣装(女性は赤の
 ライン、ロープまとい)の6人が四つん這いから緊縛、ほどけてくねくねし。
 今回の眼目らしい、下駄を履いてのダンス。歪んだ上体と動き、足下の下駄を
 花魁のようにスリ回したり、乱調子のリズムをとったり。輪になって、異形の者達の
 盆踊りめき。最後はデュオKら全員、西村さんは黒から白へ衣装替えで蠢き。

 老女のこと、見えざるもののことを言葉にしながら、自ら幽鬼のようにうごめき、
 歪みながら跋扈する。不自由を自由に奏でる、異形の者達の身体と動きが連綿として
 何ごとかと見入るねこ。岩渕さんが出ずっぱり、野生の気配もして気になる存在を
 終始。パートで飛び出る広太さん、一段と突き抜けた自在さ、やんちゃさ。音響が
 ピアノ、サックスやアンビエントな環境音に金属音やら入れてスパイシー。

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