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 KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2023
 山内祥太&マキ・ウエダ「汗と油のチーズのように酸っぱいジュース」

 @京都 THEATRE E9 KYOTO(2023/10/07-09 4ステージ)
 全自由 前売 一般 3000円 ユース(25歳以下)・学生 2500円
 高校生以下 1000円 ペア 5500円 当日+500円(高校生以下は同額)

 構成・演出:山内祥太、マキ・ウエダ 振付アドバイス:捩子ぴじん
 音楽:小松千倫
 “匂いが好きの歌"“臭いの歌" 作詞:山内祥太
 “匂いが好きの歌"“臭いの歌" 作曲:小倉笑
 衣装協力:ENFOLD、Kurage 舞台監督:北方こだち 照明:渡辺佳奈
 音響:林実菜 映像システム;横田宇雄 制作:武田侑子、奥山愛菜、
 木元太郎(THEATRE E9 KY OTO) 製作:山内祥太
 共同製作:KYOTO EXPERIMENT 特別協力:田中利孝
 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流支援))
 |独立行政法人日本芸術文化振興会 主催:KYOTO EXPERIMENT
 出演:
 小倉笑、藤田彩佳、三好彼流

 2023/10/7(土)晴 6:09-6:57PM(48)奥側中央 客席ほぼ満員(90人)
 客層:20-30才代中心に3世代。男女半々。
 客入れ:感染対策 手指消毒任意。開場は開演定時10分前。匂い提供者(バッドを
 脇に一定時間つけて採取)から優先入場。センターステージ、対面スタジアム客席。
 ベンチに座布団4列。匂いで気分が悪くなったら、退出可/戻れるとアナウンス。
 当日パンフ A4 7ページ。カーテンコール1回後、舞台見学会。

 舞台。大水槽に肌色インナーの小倉笑さんが半身浴の体。へそからチューブがでてて
 台側面に繋がり。対面に匂い抽出ラボ装置。大きなサイフォン、下にガスコンロ。
 匂いスプレーが数個。小水槽あり、小倉笑さんのとリング、染まるときは双方。
 台詞の日英字幕を投影するスクリーンが両客席それぞれにあり。

 構成。水槽の女性は匂い好き〜恋人のことも匂いで記憶する。様々な匂いのもとを
 つらつら語り、また歌い。彼女の夢の中、黒い魔女は人の匂いを食べて生きている。
 匂いの当人に化けることもできるという。従者の動物の長い鼻は鋭敏、ところ構わず
 嗅ぎ回り、縦横無尽。魔女は匂い提供者を舞台に上げ円陣を組ませ、匂いバッドを
 回収、「匂いジュース(スプレー化)」を装置で抽出する。希望者に嗅がせて上げ。
 獣人と2人遊ぶが、いつしか人間の男女となり、激しく嗅ぎ合い。臭い=好きに
 変換されるように。水槽の女とシンクロか。魔女が垂らした匂いの元(ピンク水)は
 両方水槽で同期し、染め上がっていく。水槽の女は匂いが好きならこちらにおいでと
 誘う。

 主役級の強いビジュアルがひしめいて魅了。水槽の女、魔女と獣人、抽出装置。
 加えて蠱惑的な匂いフェチの言葉と歌唱。そして真打ちの匂い効果で、目より鼻に
 なっちゃう。五感がお腹一杯、ロマンチックの洪水に溺れそう。是非、東京で
 再演して欲しいねこ。

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