[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2023/12/14-25 13ステージ）
全自由 一般3500円 U30割2500円（30歳以下） 当日券500円増
作・演出：中村大地 空間設計：iii architects 照明プラン：植村真
音響：中村大地 衣裳：村岡佳奈 日本語字幕：得地弘基
手話通訳：立石聡子、村山春佳 舞台監督：山澤和幸
キービジュアル撮影：小岩井ハナ 宣伝美術：三澤一弥 Web：渡邉時生
映像記録：小森はるか 制作：屋根裏ハイツ制作部 白石ころ、千田ひなた
主催：屋根裏ハイツ 助成：公益財団法人 全国税理士共栄会文化財団
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
出演：佐藤駿、関彩葉、辻村優子、福田健人、村岡佳奈、山田薫
登場人物
〈シェアハウスの人々_現在〉
吉永朋美(60) 小説家だが最近は書いていない。半年前に入居してきた。＝山田薫
山本ひかり(18) 高校3年生、5歳の時からこの家にいる。 ＝関彩葉
川口 (28) 西村と恋人関係にある。 ＝村岡佳奈
西村(24) 川口のパートナー。 ＝福田健人
梶本(37) 独身。シェアハウスに割合長居している。＝辻村優子
町田(41) 近所に住んでる人。 ＝佐藤駿
〈12年前〉
宮地達夫(80) 若い頃建てた一軒家で一階を住まいに、
2000年頃に自宅をシェアハウスとし、大家として同居していた。＝福田健人
操(享年78) その妻。
小俣綾子(52) その娘。結婚してから三重に暮らす。＝村岡佳奈
宮地広大(46) その息子。東京に暮らす。＝辻村優子
小俣雄星(27) 綾子の息子。＝関彩葉
夏菜子(29) その妻。＝佐藤駿
エモト 葬儀会社職員。＝福田健人
2023/12/14（木）晴 7:31-9:03PM（1'32 休憩1分）中段中央 客席ほぼ満員（35人）
客層：2世代、20-30才代中心、女性7割。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。クッション追加椅子5列、雛壇＋千鳥配置。
台詞字幕は下手より上段。当日パンフ A5 3ページ。物販。未確認。
カーテンコール1回。
旗揚げ10周年記念公演。
舞台。リビング、ベニヤ素地をビニールパックした調度。下手ローテーブルと
ベンチ、サイドに置き台、奥にリアル冷蔵庫。中央奥に厨房カウンター、炊飯器ら
調理器具。上手、斜に平台ベッド、後方にカーテン。空けると戸外が見える「窓」の
ある部屋。
お話。東京府中市郊外、3月下旬。古いシェアハウスでは住人と近所の人が持ち寄り
パーティをしている。住居は大家の老いに伴い、土地ごと売却が決まっていて、自然
今と昔のこと、家の痕跡の話となっていく。
物語はおもて立たず、声高にならず、劇的なこともない、暮らしと思い出、別れの
景色が拡がる。シームレスな展開は人の記憶のようで、不思議も自然にスッと胸に
落ちる。世代事のそれは満遍なく配されてて、ある年代には親のことは親近なところ。
抽象外観の美術の中、暮らし・生のあるもの、飲食物と調理器具はリアル造作で
パートカラーのよう、鮮やかに暖かく映え。ここに居ること、なくっても続くこと、
共に生きていることらがしみじみ沁みて、寒天のおでんありがたいな気持ちに
なるねこ。
[月間一覧］