江戸糸あやつり人形 結城座「渡辺えり版 星の王子さま」
＠三軒茶屋 シアタートラム（2024/10/03-06 6ステージ)
全指定 一般6000円 ペア券11000円 U30（30歳以下）3300円 学生2000円
親子チケット7500円
＠武蔵小金井 小金井宮地楽器ホール 11/2
原作：サン=テグジュペリ 作・演出：渡辺えり
音楽・作曲・ピアニスト：三枝伸太郎 音楽・作曲：新内多賀太夫
舞台美術：池田ともゆき 人形美術・装置(舟・井戸)：野村直子
照明：宮野和夫 音響：島猛 舞台監督：金安凌平 演出助手：内河啓介
人形製作：籾倉梢恵（頭） 田中友紀（衣装）（他 結城座）
宣伝美術：小田善久 宣伝写真：石橋俊治 制作：前田玲衣、結城育子
スペシャルサンクス
歌唱指導：深沢敦 飛行機製作：大谷亮介、安藤友香、住吉愛子
ヴァイオリニスト：会田桃子 バンドネオン奏者：鈴木崇朗
タンゴダンス：玉井勝教 小道具製作 清水美帆子 大道具協力：深海洋燈
特別協力：「あそび糸」有志
出演：
両川船遊：フェネック、風子、王様
結城孫三郎：星の王子さま
結城育子：陸子、点灯夫
湯本アキ：波子、実業家、薔薇たち
小貫泰明：コンドル、うぬぼれ男、星野くん
大浦恵実：コンスエロ、呑み助、王子くん、薔薇たち
中村つぐみ：弘、アルマジロ、地理学者、ヘビ、 特高警察
安藤光 ：ダンサーたち、特別警察、薔薇たち
柿崎園子：ダンサーたち、薔薇たち
新内多賀太夫：渡邊真紀夫先生／新内弾き語り
吉田裕貴：男【サン=テグジュペリ】
多岐川装子：ブエノスアイレスの母、小島、薔薇たち
夢乃：ブエノスアイレスの息子、沢井、フランソワ
2024/10/06(日)曇 2:00-3:53PM(1'48)前方下手 客席ほぼ満員(220人)
客層：3世代 子供連れあり ベテラン多め 女性7割。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。最前B列。当日パンフ無し。物販。パンフ A4
6ページオールカラー 800円。ほかステッカーなど。カーテンコール2回 人形美術の
野村直子さん、作演出の渡辺えりさんを呼び出し。えりさんから一言挨拶。
10年ぶり3回目の渡辺えりとのタッグ。
舞台。移動式の2階建てが船屋や家屋に転じ。その後方、夜空を背景に実物大の
プロペラ飛行機の頭部。砂原のクリーム床、一瞬で海中の水色幕など種々使用。
お話。現代、3人の女子中学生。「星の王子さま」の朗読授業に辟易としてサボろう
とするが、校庭には隠れ家がなく、まるで砂漠化。ぼやいているとパイロットと
遭遇。「星の王子さま」の世界に飛び込んでしまう。現代と戦時下の世田谷の中学校
やヨーロッパの戦場を男【サン=テグジュペリ】と共に時空を越えて巡る先には…。
物語る演劇、渡辺えりの真骨頂。原作と作家の表と裏をシームレスに巡りながら、
ファンタジー＜＜私達の身近な世界を浮かばせていく。「星の王子さま」「人魚姫
」と主人公を死ぬのが嫌発で作家世界を深掘り。永遠の命のための死＝心を残すこと
ではなく、再び逢うために如何にするかの物語に転じ。戦争の愚かさを核に訴えかけ
願いが強く感じられる舞台とし。そんなシリアスさとともにコミカルで彩り豊かな
表現も目白押し。お家芸の人形と発話もする操り手の表現の豊かさ、チャーミングさ
、人形と人間のコラボの味わい深さ、新内節、タンゴなど和洋の音楽ら、多彩な
ビジュアル演出も一層の感あり。
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