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 岡崎藝術座「森ノ宮ニーナのおかなしみ旅行記」

 @森下 森下スタジオ Cスタジオ(2025/12/05,06,13,14 9ステージ)
 全自由 一般 前売3500円 予約(当日精算)4000円 当日券4000円
 25歳以下・障害者手帳割 前売2500円 予約(当日精算)3000円 当日券3000円
 18歳未満 予約:無料 当日券:無料

 作・演出:神里雄大 照明・ドラマトゥルク:菅本千尋 舞台監督:河井朗、小川尊
 音響:和田匡史 衣装:大野知英 制作:株式会社明治産業
 広報・宣伝美術:緒方彩乃 当日運営:本彩恵 英語翻訳:クリス・グレゴリー
 企画・製作・主催:岡崎藝術座 助成:公益財団法人セゾン文化財団、
 芸術文化振興基金、アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成(単年助成)]
 芸術創造活動
 出演:
 矢野昌幸:桃谷
 浦田かもめ:ニーナ
 上門みき:亡霊

 2025/12/13(土)曇 11:31-12:59PM(1'27)正面 客席7割(26人)
 客層:2世代 幼児連れあり 女性過半数。
 客入れ:感染対策特段なし。開場時数人。3方囲み クッション追加椅子2席並びで
 2列 。当日パンフなし 物販上演台本など。リラックスパフォーマンスの回。
 ゆったり目の椅子配置、客席明るめ、入口扉常時開で出入り自由、飲食可能、
 走り回る、舞台に上がるは止めてとのことだけど、一寸だけ子供が走り回り、
 それもさわりにはならないリラックスの心地よさ。通気がよいせいかやや寒いのには
 各自で対応。カーテンコール1回。

 7月上演「ニーナ・ザ・スパゲティ(死なないわたしについて)」の前日譚とか。
 舞台。稽古場然。平台4×8敷き。奥正面の左右長机にスタッフと作家常駐。真ん中に
 大型ハンモック。その上に日英のセリフ字幕。
 お話。有名になりたい俳優、傷心の友人の替わりに旅にでた女性、過去の記憶なく
 成仏もできない幽霊が登場。将来と現在の望みと不安、隣人への気づかいと社会の
 一員としての顧みなどが、「おかしな」と「かなしみ」の混交の中描かれる。

 物語よりも登場人物のありさま、世界を映してく。チェーホフ「かもめ」の二次創作
 と思いきや、災禍、外国人旅行者、排他主義、それが干支のようにそれが繰り返される
 ことへ及び。祭りの賑わいと内省がラフなスタイルに立ち現れて、蕩けるほどに
 煮込まない素材感あるスープのよう。岡崎藝術座の独特を面白く味わうねこ。


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