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＠人形町 日本橋社会教育会館ホール（2025/12/12 1ステージ）
全指定 4000円
音助「加賀の千代」枕4+噺15分
一朝「魂の入れ替え」枕5+噺16分
扇遊「文違い」枕3+噺28分
仲入14分
鯉昇「味噌蔵」枕7+噺28分
権太楼「火焔太鼓」枕3+噺27分
2025/12/12(金）晴 6:46-9:18PM(73/休14/65)下手中段 客席7割（130人）
客層:2世代 ベテランより 男性6割。
客入れ:感染対策 特段なし。当日パンフ A5 3ページ。4月5月の会のチケット先行販売。
音助「加賀の千代」
1枕。5月に真打ちに。テレビにでている、静岡の犯罪撲滅の啓蒙スポットCM。
お話。年が押し迫りやりくりがつかない甚兵衛夫婦。甚兵衛は女房にお金を借りる
知恵をつけられてご隠居の家にいくが、正直すぎて愉快なことに。
明るく愛嬌あり。（幕間に地震発生）
一朝「魂の入れ替え」
枕。志ん朝は地震が大嫌いだった。高座中でも客をほったらかしで即逃げ出してた。
お話。書道の先生と大工の頭が酔いつぶれて寝ている間に、その魂が体から抜け出して
遊郭へ遊びに行く。火事が起こり、慌てて自分の体に戻ろうとするが、お互いの体を
入り違えてしまい…。
カラリとして歯切れ良く、キャラ分けも鮮やかで、取り替えばやをより面白くし。
扇遊「文違い」
枕。一朝の「魂の入れ替え」はとても珍しい噺、だから地震が起きたのかも。
お話。女郎と客のいずれ狐か狸のだましあいは沼の如き状況へと。
ちょっと湿った、艶っぽい味わいがいい。
鯉昇「味噌蔵」
枕。70を幾つか過ぎ、さほど食べずともよくなったのを医者に冬眠と言われ。
卵かけご飯を勧められて、子供の頃の食事が復活。高額の卵かけご飯専用の醤油が
美味い、もう卵はかけなくともいい。
お話。極端にケチな主人と奉公人たちとの間で巻き起こる一騒動。
訥々とした語り、生真面目なケチぶりが面白く、むしろ可愛らしい。
権太楼「火焔太鼓」
枕。「火焔太鼓」は自分の十八番なんだろうけど、患ってからの療養で今年は一回も
やっていない。リハビリより高座。自分が楽しめればいい。
お話。恐妻家の道具屋が仕入れてきた、汚らしい火焔太鼓。女房になじられながら
店に出し音出しをすると、通りがかりの殿様が目をつける。女房に商売気を出すなと
いわれ、おっかなびっくりお屋敷に向かうが。
パーパーと賑やかな道具屋。渋い応答の武家との落差が際立って、愉快千万な権太楼
落語を楽しむねこ。
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