[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠錦糸町 すみだパークシアター倉(2025/11/25-12/07 16ステージ)
全指定 一般4500円 アンダー30 3500円 シニア(70歳以上)割4000円
墨田区民割4000円 割引ディ(平日夜)4000円 アンダー30 全ステージ3500円
作：サジキドウジ 演出：東憲司 美術：塵芥
照明：Jimmy（(同)じみぃさん） 照明操作：北澤由佳（(株)フリーウェイ）
作曲：川崎貴人 チラシ画：梶村ともみ チラシデザイン：山田武
舞台監督：稲葉能敬
主催：一般社団法人劇団桟敷童子 助成：文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))、独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：
・方城炭鉱会社
中野英樹 ：吉村（炭鉱主任）
原田大輔［演劇集団円］：柴（会社職員）
吉田知生 ：五十嵐柴（会社職員）
前澤亮 ：田所（会社職員）
原口健太郎：小野寺（現場坑長）
・炭鉱労働者 一番方
長嶺安奈［椿組］：ハル（妊婦）
稲葉能敬 ：金太郎（ハルの夫）
瀬戸純哉［劇団離風霊船］：鶴八
もりちえ ：カツノ（鶴八の内縁の妻）
柴田林太郎：彦兵衛
川原洋子 ：キワ（彦兵衛の妻）
井上莉沙 ：オミツ（彦兵衛の姪）
・炭鉱労働者 二番方
大手忍 ：ソラ（ハルの妹）
藤澤壮嗣：タスケ（ソラの許婚）
加村啓 ：新太
増田薫 ：登喜恵
・村人
山本あさみ ：高松（三人の息子の母親）
鈴木めぐみ ：ツネ（元炭鉱労働者）
・尋常小学校
三村晃弘 ：藤崎（校長）
板垣桃子 ：梁瀬アサゑ（教員、梁瀬農園の娘）
・全役者陣：炭鉱労働者、村人、会社職員、子供たち
2025/12/01(月）晴 7:01-9:02PM(1'59)後方下手 客席満員（150人）
客層:2世代 大人中心 男性過半数。
客入れ:感染対策 マスク推奨。受付待ちの人に先行で予約を確認したり、トイレ待ち
の人を空いてる隣接カフェへ誘導したり、気が利く制作ぶり。段差ある雛壇に
元ベニサンピット椅子8列の通常客席。今回この後ろに1列（関係者？）追加。
当日パンフ B5 3ページ。物販未確認。カーテンコール1回。
舞台。野外！？な高さ4m超の三方丸太組み。客席手前の左右にタワー、中央奥からは
三機の可動櫓が種々組み合わされて「坑道内」を見立て。
お話。ヨーロッパ大戦の特需、急速な近代化、電力需要を受け、筑豊炭鉱には過酷な
労働現場にも関わらず、子供や妊婦まで一家総出で多くの人たちが働いていた。
その日、突然爆発が起き、1000人を越える人が巻き添えとなる、日本最大の炭鉱事故が
発生する。私達の足元には骨が埋もれている、深い追悼と忘れないための物語り。
ガツンとくる、2時間息を詰めて見入るねこ。政治と虐げられる庶民、悲劇的な叙情を、
緻密な脚本・構成、荒くれと詩情あるセノグラフィー、そして熱くとも冷静な役者たち
で描いた力作。流れるベトベン交響曲第7番第2楽章の言語化しえない深さと重みも
相まって忘れがたい印象を残し。劇団桟敷童子を再発見したねこ。
[月間一覧］