＠荻窪 カラス・アパラタス B2ホール（2025/12/13-22 8ステージ）
全自由 一般 予約5000円 当日5500円 学生 予約・当日3000円
演出・照明：勅使川原三郎
アーティスティックコラボレーター：佐東利穂子
主催：有限会社カラス 企画製作：KARAS
助成：文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))｜
独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：勅使川原三郎
2025/12/15(月）晴 7:37-9:49PM(120/10)後方 客席満席（25人）
客層：2世代 大人中心 男女半々。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。上演時間120分と、途中入退場できない旨の
掲示あり。開場時6人。ひな壇に座椅子4列、ゆったり目の配置。当日パンフなし。
カーテンコール2回後トーク10分。
空の事が気になる。色々な形を見せてくれる。子どもの頃見た空のこと。空に収まって
しまう恐怖。耳という変な言葉、話題にはならない面白いもの、空が聞いている音楽を
聞かせてもらっている、立場が入れ替わっている、音だらけまたは音がない。
ダンスは空、空になれたらいい、空に属している。
事前の告知から、勅使河原三郎ソロダンス、時間が60分から120分となっての上演。
構成。ゴドー待ちを思わせる「対話」から始まり、ひとりの人間の多感な心情、
恐れ〜慟哭を細かな所作を交えて身体表現。音楽はバロックを多く、バイオリン、
ピアノソナタやアリアなど。突き落とすような中断、ノイズ挿入あり。
中盤のフォーレ・レクイエムの包まれからのは衝撃的。かつて見られた「転倒」表現
あり。シンプルなアンバーの陰影だけで多彩に表現する照明はいつもながら素敵。
シアトリカルなパフォーマンス色濃く、掘り深くしながら、ダンスと垣根なく融合。
長尺を感じさせない、没入感ある快作。内的な表現を自ら破壊する、得体の知られない
「外」表現の不穏さが今日的で、強い印象を残し。
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