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@早稲田 大隈記念講堂大講堂(2026/07/22 1ステージ)
受講料3300円
主催:早稲田大学演劇博物館・株式会社早稲田大学アカデミックソリューション
登壇:
八代目市川染五郎(歌舞伎役者 屋号高麗屋)
聞き手:鈴木英一(早稲田大学演劇博物館 招聘研究員。常磐津節三味線方)
司会:児玉竜一(早稲田大学演劇博物館 館長。歌舞伎学会 会長)
2026/07/22(水)猛暑日 6:30-8:33PM(58/休22/43)1F後方 客席満席(1000人?)
客層:3世代 ほぼ全員女性 本講堂の記録的な女性率の高さとか。
客入れ:感染対策 特段なし。事前通知の予約順 15分刻みの時間帯に集合し整列、
10人ずつ受付入場。講堂内は寒い位に冷房されてて助かり。当日パンフなし。
終了後分散退場のアナウンスがあったけど、既に半分方出口向かっていたという。
今年5〜6月八代目 市川染五郎がタイトルロールを務めた舞台「ハムレット」を
中心に、概要、解釈、稽古場、高麗屋三代と自身のことを語ったトークイベント。
聞き手と司会は、染五郎13才のハムレット朗読会の時と同じ博識な2人。
予約状況から当初、大隈記念講堂小講堂(キャパ250)から講堂へ拡大して開催。
司会挨拶 博物館主催のものは本来無料であるべき、今回修繕費ほか当てる寄付と
思って頂ければ。鈴木さんが江戸火消しのはっぴ姿な訳に触れる。
以下染五郎丈のトークメモ
・13才でのハムレット リーディングのこと。14才で「本公演」の自分が
最少年齢と父・幸四郎は言っている。
・(「ハムレット」のチラシ、ポスターのビジュアルを投影)撮影時の衣装は
公演で使われていない。曇った天気、断崖と海原ら自然がハムレットの心象と
あっていた。
・(「ハムレット」のオファー)3年前にあって、歌舞伎は直前に決まるので、
ずっと調べたり、ドキドキしながら。ハムレットをやる意味は演じ終えてから
理解した。(演出家のルヴォーさんがオファーした理由?)ルヴォーさんが
事前にみた歌舞伎は「狐狸狐狸ばなし」の雇人の又市(2024年1月)役。
ハムレットは狂気の中にユーモアがある、共通する部分をあったということか。
・(エンパクの「ハムレット」歴代舞台写真を投影。みんな日生劇場、聖地。)
祖父・松本白鸚、父・松本幸四郎のビデオを観た。作品は共通だが、時代も
観客等みんな違うので、参考ではなく、自分の引き出しの一つに過ぎない。
その他10公演以上ビデオを見た。(気に入ったのは?)これは言って良いのか
判らないが、内野聖陽さんのハムレットが自分のイメージに近い。感情を爆発
させる、反抗心が高い、すべてを破壊する。
・(ルヴォーの稽古場)まず役者にやってみせて、細かくつくっていく。
(9月にWOWOWがある、未見の方にはネタバレとなってしまうが、冒頭のシーンに
驚いた。また、その他のシーンについて意図は?。)
省略。ルヴォーさんが言っていたのはハムレットは破壊的、文明が世界が終わる。
(世界の鏡としている。破滅的な世界状勢を映している)台本の言葉より前に思考
思考を途切らせないこと。そして、お客さんへシェアすること。お客さんは自身の
鏡と思えとずっと何百回も言われた。客席の特定の1人に向けた芝居をしても
いいと。稽古中にその感覚が確かに理解できる瞬間があった。
(ハムレットはシーン毎に性格や言動が変わるので駄作という見方がある。
しかし、染五郎さんのハムレットには一貫性があった。その訳を理解できた。)
・30年前に祖父・松本白鸚がルヴォーさんの演出で「マクベス」を上演している。
今回どうしても2人を再会させたかった とのエピソード。祖父宅から捜し出した
記録映像をみたが、美術など「ハムレット」の舞台と作品は違うが共通するものが
あった。
・祖父が舞台で使った指輪から自分に合うもの二つを譲り受け、またデンマークへ
言った際に購入したものの三つを舞台で身につけていた。東京千秋楽で祖父の
ものが上演中に突然壊れて、自分を守ってくれていたのだなと感じた。
修理から戻ったら、時代がついて良かったシルバーがピカピカになっていて
ガッカリした。その内いい感じに戻るでしょう。
・(稽古場。座組。)朗らか、梶原さんがムードメーカー、ルヴォーさん、スタッフ
も全員が明るい。悲劇は明るい座組でないと創れない。稽古中、玉三郎丈が見学に
来ていたと振付の尾上菊之丞さん経由で知らされた。圧を感じて気づいたそう。
ハムレットとしてとり繕っていないのが母親・ガードルードの寝室の場面。
相手役の元宝塚・柚香光さんの力強さと母性のこと。寝室に現れる父の亡霊には
恐怖しながら逢いたいという思いがある、怯えながらほっとしている。など。
お客さんに言葉の意味を届けられたと思う。ハムレットは演劇を学べる作品。
・(7代目(1925年)の舞台写真。シェイクスピア作品への挑戦。
(小声で)ミュージカルはどうですか?。)縁が求められるが、祖父、父も、
挑戦したい旨。
・(9月の秀山祭九月大歌舞伎。朝から晩まで出演されてます。「一條大蔵譚」
「作り阿呆」の一條大蔵長成を初役。)21歳でまだ早いと驚いているが、
早くスタートできるチャンスを活かしたい。父と読み合わせ稽古をしたが、
この人はまた阿呆に戻らないといけない、なんて哀しいんだと泣きそうになった。
作り阿呆のおかしみの底にある哀愁を感じてほしい。
大叔父・二代目吉右衛門を目指したい。梶原平三誉石切での力強さとともにある
爽やかさ が大好きなこと。
長講のトークがあっという間、演劇に誠実で熱があり、素朴な愛嬌もある染五郎丈
の魅力再発見の一時。9月の歌舞伎座がますます楽しみになったねこ。
聞き手、司会の2人は博識でユーモアありと終始アットーホーム。機会を捉えての
講座開催をお願いしたいところ。
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