青い鳥プレゼンツ「ありがとうママン“ある日せっせせっせと・姉弟編”」
＠池袋・東京芸術劇場小1 (1996/4/15-21 8ステージ） 前売4000当日4200
作：天衣織女 演出：葛西佐紀
出演：天衣織女､小日向文世､高彩裕子
1996/4/20(土)2:00-4:30PM 晴 後方より 客席満員(450人)
9年以来('87-6 21ステージ）「ある日せっせ」。何年かぶり、法事で帰省した姉妹
再生する記憶、行き場のない思い、生きる決意、描いてた。三人姉妹、ゴドー
待ちを絡めた不条理風味、劇場(モリエール）バルコニーを埋めた大合唱スペ
クタクル、なども楽しめた記憶あり。出演は、現・青い鳥の5人でした。
今回は天衣織女さんのプロデュース。彼女と元・オンシアター自由劇場の小日
向文世さんで二人芝居。＋若手の高彩裕子さんが後半、夢幻シーンで登場。
演出は青い鳥の葛西佐紀さん。
舞台。3方向を大きなホリ。ここに青空、たなびく雲、写したり。下手にベン
チ。上手に枯れ木。ゴドー待ち用？。部屋の場面じゃ、衣装掛けに転用。舞台
前面は一段低く手すり。部屋のバルコニー設定。
お話。母親の三回忌で会う姉弟。カンドー者：姉と弟はどうも居辛く、早々退
散。子供みたい浮いた姉、世に受け入れられないニューハーフ弟。姉のマンシ
ョン。互いのことを取り留めなく語ったり、うだうだ。その内、奇妙な女、子供の
ころ両親の前で演じたゴドー待ちが現れ。なんなんだ、まあいいか。暖かな母
の記憶をちょっと胸、優しい気持ちで別れる二人。
姉妹な気の置けない会話、○。和むねこ。姉は無造作。大根生かじりでほくほく、
急に短歌詠んだり。伸びやかな天衣さんの魅力、◎。好き。対する弟。しっかり
者。姉を気遣うさり気さ。しなやかな小日向さんにお似合い。ほどよい女性な
暖かみも感じさせ○。いい女ぶりに好感ねこ。
後半、突然のガルランダンス？な夢幻シーン〜ゴトー待ちは青い鳥らしい趣向
お芝居らしくて○。互いに理解できなかった二人が不可思議なものと出会い、
共感ラストなきっかけ。そのひそやかな幸福感に微笑みねこ。
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