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 ウォーキング・スタッフ「LOVE GUN」

 @新宿・シアタートップス (1996/5/23-28 9ステージ)
 前売2700当日2900
 作・演出:和田憲明

 1996/5/25(土)7:10-9:20PM 晴 中段より 客席ほぼ満員(全椅子席 160人)

 舞台。派出所の中。休憩室な2Fもあり。いろいろ細かく再現してる小道具。
 下手劇場通路をスロープな街路なつくり。自転車で登るはご苦労様。

 お話。力を得ることを夢見て警官となった男。現実は、書類つくりに追われ
 る日々。ノルマのために、多少嫌な仕事も。とある日、新人の警官が配属。
 現実と夢の狭間に悩む彼を見るうち、浮かぶ疑問。これでいいのか・・。
 在日外国人差別、警官の発砲事件など、現実を含みながら描く、警官と
 その力とわ。

 芯が一本。骨太さ○。ひさかた観たけど、変わらぬ姿。重いテーマをいたずら
 に沈着せず。親しみやすいキャラ、時のどたばたさで柔らかく。軽く見るうち、
 現実の問題を巧く浮かばせて○。人中心のドラマなのも好感。本音と立場の
 絡まり合いも、例をもって丁寧に。

 ラストのカタルシスとほのぼの調のギャップ、画然は、ちと辛いねこ。
 
 役者。安心してみれて○。在日韓国人役の女性(役者名?)の凛とした表情
 が好き。

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