劇団おばけおばけ第８回公演「田村さんはどうもアヤしい」
＠新宿・タイニイアリス (1996/7/22ー24 5ステ）前売2200当日2500
作・演出：土屋理敬
1996/7/23(火) 8:00-9:25PM 雨中段から 客席７割（70人）
初見。アリスフェア参加。公演名に人名あるの特徴。「池田さんには悪いこと
した」「夕涼みする広志さん」とか。
舞台。待合室、でも変。中央、麻雀卓。手前にでっけえ鯨の空気ぬいぐるみ。
ベンチにもぬいぐるみ。棟方シコウの絵。トレーニング自転車。茶道具。実は
結婚仲介所の待合室。
お話。お見合いな再婚中年男女。好み、バッチシ合うけど大問題あり。互いの
家族が大食らい、妖怪もどき？な暗さ、酒乱、解剖マニアやらとんでもない。
それでも認容と思いきや、自身の性癖（麻雀狂い、仕事狂い）は捨てられない。
そこに降って湧くピンチ。仲介所長・田村さんが隠してた覚醒剤！？発見・・。
そのサスペンスも誤解ゆえ。解消。ホントの姿を伺い見た2人の始まりは、これ
からで。
面白い。ブラックな話が誘う笑い、ちらちら。それが辛い境遇な2人の生きる盾
のよう。悲嘆せずタフで前向き、というか基本が楽天主義。大人と思うねこ。
強烈自我も結局譲らない。でも、よりよくするために歩み寄る。協調すれど、
融和せず。この姿もいい。楽しませて、勇気づけられもする。よくできてて○。
役者（嶋崎佳美、土屋理敬）。ちとぎこちなさも役にあって、巧し。
エアコンの音、ちとうるさい。たまにいれるくらいで良かったのに。
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