アンファン・テリブル「SOUL OF COFFEE 〜SOUL OF COLORS19」
＠六本木・キャラメル (1997/5/23-25 3ステージ） 全自由前売り3000当日3000?
（ワンドリンク付き）
作：前川麻子
出演：相島一之、前川麻子 DJ:星野正志
1997/5/25(日)晴れ 7:40?-9:00?PM 前列から 客席超満員（50?人)
客層：今回、女性多し。推定、相島ファン６割。
客入れ：いつものようになんとなく。適時誘導あり。舞台横切らないとトイレいけない
こととか、初めての人向け説明あり、親切。
そのひとがそんなふうにいる。岡崎京子PINKの世界を描こうと始まった２人芝居
シリーズ19回目。今回は元・東京サンシャインボーイズ、相島一之さんとCOFFEE
お話。浮浪者と女子高生の交流。クラブに昼間寝泊まりしてる、浮浪者。ギター
でブルースしてもごほごほ咳で中断、ウィスキー。とそこに女の子。クラブの
従業員の名告げ、いませんかと。ぎこちなく警戒な会話。タバコ、それもチェリー
、酒？はちょっとぉ、ビール？ならいいですな女子高生。打ち解けようといろい
ろ持ちかける浮浪者。王様ゲーム＞２人じゃつまんない。しりとり＞俺嫌い。外
国いったことある？＞俺もない。俺、血が固まっちゃう病気、だから酒飲む＞
いい訳だ（とぼそっと女子高生）。絵書く？。チョークでライオン描く浮浪者。
女子高生、河童をいっぱい。それみてて、ヤリタクなった浮浪者、結局蹴られて
逃げられて、ダウン。しばし後、女子高生、ポテト買って様子伺い。動かない浮浪
者、足で仰向けする女子高生。所在なげに佇んで。
互いに探り合いな視線の交差が、なんとも微妙で◎。ちょっとしたことで喜んじゃう、
臆病なのに調子こく、バカだけど共感できる男。なんとも計りがたくて、
それが一見しおらしくて、でも、すげえしたたかな女してるハードな女子高生。
見えないけど、そんな人となりが推し量れるよな、細かな表情、佇まい◎。
巧い役者じゃないと、こんな芝居できません。
第２部。大人な歌の夕べ。「八月の濡れた砂（石川セリ元唄）」を前川(VO)、
相島（G）。「別れのサンバ（長谷川きよし元唄）」を前川(VO)、ＤＪ星野（G）、
相島（口笛)。前川さんの消え入りそうなハスキーボイスが◎。タバコもお似合い
３曲目。「スローバラード（忌野清志郎元唄）」を相島（VO、G、ハーモニカ）、
星野(G）、前川（寝言、舞台後方に寝ころんで、歌詞にあわせて）。相島さんが
おもいっきし、気をいれて唄ってて◎。ツインのブルースギターもいい味。前川
さんの寝言にくすくす。最後は、前川(VO)で新聞記事（マンション広告）、
しりとり言葉でブルース。お客も手拍子、みんなとってもリラックスしてて◎。
|